McKinsey Global Institute のレポートによれば、今後のわれわれの暮らしや仕事、
そして米国機械学会長 Madiha Kotb 氏も、各大学は最新の 3Dプリントおよび 3Dプリントによるもの作りを積極的に取り入れるべきだと指摘す る。理想的には、K-12( 幼稚園から高校まで一貫して受けさせるカリキュラム )にも取り入れるべきだとも述べている。
米国内の各大学では、 3Dプリントを体験してもらうスペースを設ける動きが広まりつつ ある。いずれも図書館内に体験スペースを設置するケースが多い。
ニューハンプシャー大学やアラバマ大学、 およびイリノイ大学アーバナ-シャンペイン校ではすでに 3Dプリンター体験コーナーを設置済みで、学生も教職員も共に 3Dプリンターの使用法や造形を学べる。 アラバマ大学の場合、53 人の学生がプリンター操作を学び、体験スペースを利用した学生や地元住民の反応も極めて前向きなも のだった。イリノイ大学アーバナ-シャンペイン校では MakerLab を開設、以来約 1,000 人が訪れたという。
一方、 名門私立ジョージタウン大学やエモリー大学のキャンパスには 3Dプリンティング技術体験のできる場所は用意されていない。 3Dプリンターのない大学は、 大学進学予定者とその保護者から進路希望から外される可能性もあ る。
Lorna Sheridan 氏は、カリフォルニア州のソノマ・アカデミーの 3Dプリントクラスで製作に没頭する高校生の息子の姿を見 て、胸踊らせている。息子の進むべき大学選定に当たっては、 3Dプリンティングのような最新技術に投資しているかどうかをま ず見極めるという。
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