コロンビア発:米国東海岸のメリーランド州ハワード郡に 17日、最新の商用3Dプリントラボ「3Dメリーランド」がオープンし、テープカットが行われた。モノ作り革命の推進のみならず、同州への新たなビジネス誘致への期待も高まっている。
「イノベーションおよびプロトタイピングのための3Dラボは、メリーランドのビジネスに大変革をもたらすでしょう」と、事務局長の Jan Baum 氏。同氏は、この3Dプリントラボ完成によって、メリーランド州の小規模事業主および起業家は最新の3D技術の恩恵をうけることになると語る。たとえば同ラボには、プラスター粉末を用いる粉末積層造形方式の大型3Dプリンターを用意している。「フルカラー対応プリンターなので、写真そのままの肌色、唇の色でプリントアウトできます。でもこれは写真ではありません。現実の立体なのです」。
3Dモデリングサービスを提供する SURVICE Metrology の Joel Witman 氏も、レーザー光で造形した作品を展示していた。「頭のなかで思いついたモノをモデリングし、それを3Dプリンターに送信して出力されるのをこうして見られるのはすばらしい」。
Baum 氏は、この「3D革命」によってメリーランド州の競争力が一段と高まり、小規模事業者も成長できるはずだと述べている。
同ラボでは今夏、3Dプリンターに関心のある人を対象に、体験ワークショップ開催を予定している。
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