3D モデリング ソフトウェア最大手 Autodesk は14日、クロスプラットフォームで動作するオープンフレームワーク「Spark」と、独自開発した新型3Dプリンターを今年後半にも発売すると発表した。
Autodesk によれば、「Spark」プラットフォームはハードウェアベンダーおよびサードパーティー向けにライセンス供与される。新開発の3Dプリンターも公開し、メーカー問わず弦沿い市販されている様々な素材使用が可能だという。同社は3Dプリンターベンダー各社に対し、市販の3Dプリンターおよび今後発売されるプリンターへの「Spark」統合に向けた調整に入るという。
Autodesk によれば、「Spark」プラットフォームはハードウェアベンダーおよびサードパーティー向けにライセンス供与される。新開発の3Dプリンターも公開し、メーカー問わず弦沿い市販されている様々な素材使用が可能だという。同社は3Dプリンターベンダー各社に対し、市販の3Dプリンターおよび今後発売されるプリンターへの「Spark」統合に向けた調整に入るという。
一方、同社が新開発する3Dプリンターの販売価格は未定だが、The Wall Street Journal によると 5,000 米ドルほどになるという。主としてプロユースを想定した企業向けで、市販製品に一般的な熱溶解積層法( FDM )ではなく、光造形法( ステレオリソグラフィー、SLA )を採用する。
調査会社 Gartner によると、今後「Spark」プラットフォームによって、3Dモデリングソフトやハードウェア、素材の互換性が向上すると分析している。「Autodesk は同社の Spark を Google の Android と類似のプラットフォームだとしている。どちらのプラットフォームも、多様なベンダーが市場やユーザーの要求に見合うツールを構築する共通基盤として設計されている」と、Gartner のアナリスト Pete Basiliere らは指摘している。
今回の Autodesk の発表は、3Dプリント業界において進行中のオープンソース プロジェクトのの流れを汲むものだ。たとえば RepRap は、誰でも複製が製造可能な3Dプリンターのキット化に焦点を当てたオープンソース プロジェクトだ。