2014年5月19日月曜日

オリジナル化粧品が手軽に作成できる3Dプリンター「Mink」

米国発:動画投稿サイトで最良のメイクアップを指南するカリスマ美女たち。ひじょうに近いうちに、彼女たちと3Dプリンティングの利便性が衝突する日が来るかもしれない。

先週、ニューヨーク市内で開催されたイベントで、Mink, Inc の創業者 Grace Choi 氏はインターネット上などの画像からオリジナルの配色のメイクアップを作成できる小型3Dプリンター「Mink」のプレゼンテーションを行った。


「Mink」の仕組みは至って単純で、写真やネット上の画像ファイルから好みの色をカラーピッカーで取り出し、取得した16進数のカラーコードを Photoshop などの画像編集ソフトに貼り付け、「プリント」を押すだけ。あとは「Mink」プリンターが顔料として出力してくれる。顔料は一般に市販されている化粧品の原料と同様、米国食品医薬品局( FDA )の認証を受けている。


Choi 氏はかねてから既存のメイクアップ製品の色に不満を持っていた。そこで思いついたのが、自分でオリジナルのコスメ商品を作れないか、ということだった。「Mink」開発を思い立ったのは、同氏がまだハーヴァード大学在学中のことだった。


友人お気に入りのアイシャドウの色をこっそりいただくことも面白みがあるが、それ以上に興味をそそられるのは、300 米ドル( 現時点ではまだプロトタイプのため、予定価格 )の小型プリンターが、総額 550億ドルも稼ぐ一大産業に果敢に挑戦する図式のほうだ( 動画は、「Mink」のプレゼンを行う Choi 氏 )。




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