2014年5月31日土曜日

1クラス上の最安デスクトップ3Dプリンター「MOD-t」

米国発:カリフォルニア州パサディナに本拠を置く3Dプリンター ベンチャー New Matter は、クラウドファンディングサイト Indiegogo 上で資金調達中の最新デスクトップ型3Dプリンター「MOD-t」を 2015年5月にも販売開始する。


同プロジェクトへの出資者募集は 28日から開始されたが、4日足らずで目標額を上回った( 現時点で集まった資金は 42万米ドル以上 )。プリンター本体の販売予定価格は 249米ドル。割引特典付きの「Early Bird Special」版なら最安値の 149ドルで購入可能だが、用意された 500台はすでに完売している。

「MOD-t」は熱融解フィラメント製造( FFF )方式で、フィラメントは直径1.75mm の自然素材由来の PLAを使用。層間解像度は 0.2mm、最大造形サイズは 150x100x125mm 。外形寸法は380x280x365mm で、本体重量は5kg。PC との通信は Wi-Fi および USB 2.0。層間解像度 0.2mmという数値はミドルレンジのコンシューマー向け3Dプリンターとしては決して最良というわけではないものの、販売価格わずか 249ドルのプリンターとしては1クラス上の性能。米国のコンシューマー向け3Dプリンター市場ではこの数年、急速に低価格化が進んでおり、「MOD-t」リリースによってこの傾向に一段と拍車がかかることが予想される。

付属の専用ソフトウェアは Windows 7以上に対応する。Mac OSX、Android および iOS については最初の出荷以降に対応予定とのこと。