2014年8月6日水曜日

シンガポールのスタートアップが新型バイオ3Dプリンター「Bio3D Life-Printer」を発表

シンガポール発:バイオプリンティングのスタートアップ Bio3D Thechnologies は現地時間8月5日、シンガポール初となる生体3Dプリンター「Bio3D Life-Printer」を発表した。

バイオプリンティングは細胞、タンパク質、バクテリア、バイオゲル等の生体素材を直接プリントする技術で、高速処理型アプリケーション向け2Dプリント精密構造モデル、および研究や試験、診断用として、一層毎に生体素材を積層し、さらに高精密な生体3次元モデル生成を可能にする。

現在市販されているバイオプリンターは足場材、組織、器官といったタスク特化型の製品が多いが、「Bio3D Life-Printer」は初のモジュラー型バイオ3Dプリンターで、異なる条件下の異なる生体素材であっても同時にプリントアウトができるという

「Bio3D Life-Printer」はマルチプリントヘッド、自動調整機能、コード変換作業を容易にする Bio3D EASY Editor、生体組織のグラフィカル デザインを可能にする Bio3D Visual Editor、音声コントロール、制振パッドを搭載し、Windows 8 タブレットも付属する

創業者の1人で CEO の Fan Mingwei 氏は次のように述べている。「バイオ3Dプリンティングは研究および新薬開発のスピードアップ、精度ともに実現させる革新的ツール。臨床試験のコストを劇的に下げるだろう」。

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