2014年8月18日月曜日

大型物の造形可能な RepRap FDM デスクトップ3Dプリンター「Maximus XL」

フランス発:3Dプリンター市場における FDM 方式デスクトップ型機種の進化と革新には目覚ましいものがある。その立役者として、個人的には RepRap ムーヴメントがあると考えている。事実、FDM 方式デスクトップ3Dプリンターで最もよく売れている MakerBot でさえ、RepRap をベースに開発された3Dプリンターなのだ。

リヨン近郊マングリュー在住の Micheal Ipas 氏と同氏の会社 MyTechno3D は、その RepRap フレームワークをベースに、大型オブジェクトの造形が可能なデスクトップ3Dプリンター「Maximus XL」を開発している。現在、Ipas 氏は Indiegogo 上で「Maximus XL」の資金調達中。目標金額は2万ユーロで、期間は9月24日まで。同氏によれば、同試作機はこれまでのところ良好な仕上がりで、目標額達成後は速やかに生産体制を整えるとしている。

「Maximus XL」の主な仕様は次の通り。

本体サイズ:500x500x500mm
最大造形サイズ:430x330x250mm
電子回路:RAMbo Board、 Nema 17 ステッピングモーター
フィラメント:ナイロン、ABS、PLA、レイウッド、いずれも最小径 φ=0.2mm
オートレベル調節機能搭載

「Maximus XL」の組み立てキットの内容は電子回路、本体フレーム、3Dプリントパーツ、モーター、ホットエンド、配線、電源となっている。このプロジェクトの出資者は、その金額の多寡に関係なく、購入後1年有効のフリーアップグレード権が提供される。アップグレードの際、ハードウェア等の提供を受ける場合の送料は出資者の負担となる。