2014年9月7日日曜日

Roland DG が同社初のデスクトップ3Dプリンター「ARM-10」を発売

英国・ロンドン発:Roland DG は現地時間9月4日、ビリングズゲートで開催された「3D Printshow」において、同社初となる3Dプリンター「ARM-10」および3次元切削造型機「SRM-20」を披露した( 同イベントは4日から6日までの3日間 )。

ARM-10」は同社の「monoFab」シリーズ第1弾の3次元積層造型機。光造形方式を採用し、UV-LED( 紫外線発光ダイオード )を下から照射して、樹脂槽内の専用液体樹脂「imageCure」を硬化させ、一層ずつ樹脂槽から引き上げて造形する。プロジェクター方式のため、作業エリア内で同時に複数のオブジェクト造形も可能で、従来のレーザー光照射型に比べて造形時間も短縮できるという。

最大造形サイズは 130x70x70mm、XY解像度は 0.2mm、Z軸分解能は 0.01mmで、積層スピードは 10mm/h。「ARM-10」は「SRM-20」と共に
現地時間4日より販売を開始しており、販売価格は 3,999 GBP( 日本国内での販売価格は税抜き68万円 )。

SRM-20」は従来製品「MDX-20」をフルモデルチェンジしたデスクトップ型3次元切削加工機で、寸法精度および仕上がり表面の滑らかさが要求される加工に適している。工作用基板、アクリル、ABS、ケミカルウッド、モデリングワックスの切削加工に対応し、最終製品と同様の素材特性を持つ試作品で重量や仕上げ具合の確認ができる。「SRM-20」の販売価格は 2,799 GBP( 国内販売価格は税抜き48万円 )

この新製品2機種は生産現場の設計および試作品製造用途に限らず、教育機関や、歯科技工など医療分野でも使用可能だろう。




参照元記事