2014年10月18日土曜日

失敗作よさらば! trinckle が3D CAD データエラー自動修復サービスを開始

ドイツ発:3Dプリント技術が普及するにつれ、切実な問題となってくるのが、プリンターに送られる3Dデザインデータのエラーだ。だが、出力ミスを減らすために誰かを雇うとか、さらに時間を割く訳にもいかない。3Dデザインデータの実に半数以上が、何らかのエラーを含んでいるという。

2013年1月、ベルリン自由大学が設立したオンライン3Dプリントの trinckle はこのほど、こういったユーザーのお悩み解決策として、「よくあるエラー」を自動修正するサービスの提供を開始すると発表した。同サービスの利用は、3D CAD データをアップロードするだけでよい。エラーがあれば自動検出され、修復される。あとは修復済みデータをダウンロードするだけ。3Dプリント上級ユーザーに限らず、3Dプリントビギナーでも手軽に利用可能なユーザーフレンドリー仕様となっている。そしてこの「データエラー修正サービス」は、無料で利用できる。

この新サービスは CAD ファイル内に存在するエラーをアルゴリズムを介して自動で発見、修正する。ただしめったにないようなエラーの場合は、「ユーザー自らの目で見て修正する必要がある」としている。

この自動修正サービスが取り扱えるデータ形式は .stl, .3ds, .ply の各フォーマット。Webブラウザ上で動作し、事前登録も不要。問題を解決する前に、どのような不具合なのかもユーザーに解説する。

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