2014年11月22日土曜日

ISS 専用3Dプリンター「 Zero-G 」の設置に成功

米国発:米航空宇宙局( NASA )は現地時間 17 日、国際宇宙ステーション( ISS )内に3Dプリンター「 Zero-G 」の設置作業を完了したと発表した。同プリンターは9月 21 日に、民間宇宙開発ベンチャーの SpaceX の 「 SpaceX-4ファルコン9」に搭載されたカプセルに収納され、 ISS に向けて打ち上げられた( → 既報記事 )。

「 Zero-G 」は、カリフォルニア州マウンテンヴューに本拠を置くベンチャー Made In Space と NASA が共同開発した ISS 専用3Dプリンター。今後は Made in Space の技術者が、試験製作用の3Dデータファイルなどを ISS に送信し、ISS に滞在する宇宙飛行士がこのプリンターで部品試作を行う計画だ。

Space In Space CEO の Aaron Kemmer 氏は次のように述べた。「このような積層造形技術が宇宙空間でも使用可能になれば、将来的には深宇宙探査や宇宙コロニーといった計画へも転用できる」。

「 Zero-G 」は ISS の「微小重力研究グローブボックス」内に設置された。同プリンターで試作された部品は再び地球に持ち帰り、地上の同型プリンターで同一部品を試作した場合とを比較検討する。その後、ISS で製造した部品が実際に使用可能かどうかの試験運用を行う予定。

参照元記事1
参照元記事2.