2015年1月12日月曜日

HP が「 Multi Jet Fusion 」用 CPU として Intel Core i7 を採用

米国パロアルト発:Hewlett-Packard( NYSE:HPQ )は現地時間1月6日、ラスベガスで開催された「 International CES 2015 」で、2016 年にリリース予定の同社初の産業用ハイエンド3Dプリンター「 Multi Jet Fusion 」用アーキテクチャー プロバイダーに Intel を採用する発表した。

同社によると、「 Multi Jet Fusion 」の CPU に Intel 製「 Core i7 」プロセッサを搭載するという。これは同社が 2015 年度を通じて、顧客と共同で新製品テストの迅速化を図る「 Open Customer Collaboration Program 」の一環でもある。

また、マルチタッチフル HD デュアルスクリーン搭載デスクトップ PC 「 Sprout 」を含む「 Blended Reality 」製品群にも Intel の「 Core i7 」プロセッサが搭載される予定。同社によれば、これはデジタル世界と現実世界との統合を目指す新コンセプトの製品群で、「 Sprout 」はすでに市販されている( 日本市場投入は 2015 年度からの見込み )。

Intel CEO Brian Krzanich 氏は HP のプリンターおよびパーソナル システム部門( PPS )担当シニア バイスプレジデント Dion Weisler 氏とともに基調講演を行い、次のように発言した。「両社は共に技術革新の長い歴史があり、斬新な3Dコンピューティング体験をユーザーに提供することで、仕事にも遊びにもまったく新しい双方向技術を実現するというビジョンを共有している。弊社のアーキテクチャーと HP の Multi Jet Fusion テクノロジーとの組み合わせは3Dプリントの単なる高速化に留まらず、一般消費者と企業とを問わず、3Dプリント技術のさらなる普及を後押しすることになるだろう」。




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