2015年5月25日月曜日

ロシアで3Dプリント カンファレンスが開催

ロシア・レニングラード州発:3Dプリント市場はもともとグローバルな性質を持ち、これが真の意味でのグローバリゼーションを促す最大の推進役となっている。そんなトレンドを如実に物語るのが、世界各地で開催される様々な3Dプリント関連見本市だ。他国の企業にとっては開催国の国内市場へ開かれた窓となり、また開催当地の企業にとっては世界市場に打って出る商機ともなる。

来月5日、サンクトペテルブルク市で同市初となる3Dプリント カンファレンス「 3D Print Conference St. Petersburg 2015 」が開催される。また3Dプリント関連国際見本市「 3D Print Expo 」もアゼルバイジャン、カザフスタン、ウクライナに続き、今年2月、ロシア国内では初めて首都モスクワ市で開催された

3Dプリントのロシア国内市場はまだまだ発展途上」と言うのは、元音楽 / 映画業界イベントプロデューサーで2年前から3Dプリント カンファレンス運営に従事する Alla Vavilova 氏。「私達の手がけるイベントに出展する企業数は右肩上がりに増えており、出展各社同士の取引も同様に増加している」。たとえば Picaso 3D は、同国初のデスクトップ3Dプリンター「 Designer PRO 250 」を「 3D Print Expo 」でお披露目し、正式リリース後は国内外の市場進出に成功している。

「 3D Print Expo 」は 10 月にも次期開催がモスクワ市で予定され、世界的な3Dプリント大手数社が既に出展を決めている。だが Alla 氏は、ロシアでの3Dプリント市場を真に成熟させるためには医療、工業、航空分野での3Dプリント導入企業との連携を一層強化する必要があることを認めている。

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