2015年6月30日火曜日

たった 10 秒で誰でもラテアートが作れるプリンター「 Ripple Maker 」

イスラエル / 米国発:テルアビブ市に本拠を置く Steam CC の子会社 Ripples は、ラテアートをプリントアウトする専用プリンター「 Ripple Maker 」をニューヨーク市で年1回開催される同市最大規模の家電展覧会 CE Week 2015 でこのほどお披露目した。

「 Ripple Maker 」は外形 8.5 x 10.5 インチ[ 約 22 x 26.6 cm ]で、「Ripple Pods 」と呼ばれる容器に装填された天然のコーヒー抽出物をインクとして押し出して、3Dプリンターと同じようにラテ表面の泡にスタンプする要領で描く。プリント時間はたったの 10 秒、人工添加物等は一切使用していない。ラテアートに使用するデザインは、同社が提供予定のクラウドベースの共有ライブラリから好みのデザイン / テキストを選び、それを Wi-Fi 経由で「 Ripple Maker 」にダウンロードしてカフェラテ / カプチーノ上に出力する。また、顧客が手持ちの画像やテキストをデバイスに直接転送してオリジナルのラテアートを作ることも可能だ。デザイン取り込み用モバイルアプリも無償提供される。

対応可能カップサイズは高さ7インチ、幅 4.5 インチ以内のものなら、デバイス側が自動調節してくれる。今年9月に発売開始予定で、当面は業務向けとして提供する。本体価格は 999 USD で、Ripple Pods と保証費として月間 75 USD のサービスプラン加入が必要。

Steam CC CEO の Yossi Meshulam 氏は次のように述べた。「ソーシャルメディア上で最もシェアされているのは、ラテアート画像だ。我々はラテアートをまったく新しい次元に引き上げようとしている。美しい物を相手に手渡した時、それを受け取った相手は他者と共有したくなるものだ」。

「 Ripple Maker 」は既に各方面から引き合いが来ているが、Lufthansa も年内を目処にファーストクラス / ビジネスクラスでの導入を表明している。



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