2015年7月6日月曜日

誰でも簡単に動かせる3Dプリンタブルロボットの「遊び場」が公開

日本発:大阪市に本拠を置くプレンプロジェクト有限会社( PLEN PROJECT Co., LTD. )は7月1日、同社の開発した3Dプリンタブル小型2足歩行ロボット「 PLEN 2公式ユーザーコミュニティサイト PLEN Playground と、同サイト上で新プログラミングツール「 Motion Editor 」α 版の一般公開を発表した。

同社設立者で CEO の赤澤夏郎氏は、このユーザーコミュニティサイトと新プログラミングソフトウェアパッケージの公開は、同ロボットのユーザーエクスペリエンスの拡大および質の向上を目指して現在取り組んでいる試みの一環だと述べる。「 Motion Editor 」は「 PLEN 」シリーズの動作作成用 Web アプリ。コーディング等の専門知識は不要で、誰でも簡単に独自の動作を作成してロボットを動かすことができ、作成した動作の共有も可能だ。同ロボットの高さは 20 cm。

また、教育用ビジュアル プログラミングツール「 Scenography ( α 版 )」も今月中に公開する予定。アイコンなどを使用して直感的にロボットを動作するプログラミング作成が学べる。また PLEN Playground サイト上に Windows、iOS、Android タブレット用アプリも用意する。

現在、「 PLEN 2 」は公式サイト上で予約販売を受付けている。スタンダード版組み立て済みモデルの販売価格は 122,000 円で、12 月初旬以降の販売開始を予定している。モーターおよびコントロールボードセットの出荷は9月上旬を見込んでいる。

また同社は今回の公開と合わせたプログラミングツールのデモも兼ねて今月 14 日、鎌倉女子大学初等部を皮切りに、「世田谷ものづくり学校」等で出張授業も行う。8月には PLEN Playground 上で PLEN 2 の3D データや回路図、ソフトウェアのソースコード等も公開する予定だ。

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