2015年8月27日木曜日

増える公共図書館への3Dプリンター導入事例

米国カリフォルニア州発:ソノマ郡公共図書館は、図書館利用者が無料使用できる3Dプリンター「 MakerBot Replicator 2 」を導入している。

同公共図書館司書でこの3Dプリントサービスを統括する Rachel Icaza 氏は次のように述べる。「ここには利用者をあっと驚かせる要素がある。稼働中の3Dプリンターはつい夢中になって見入ってしまうし、眺めていて心地良いものだ」。

Icaza 氏によれば、この MakerBot Replicator 2 」購入資金は図書館友の会および匿名寄付者によって賄われたという。この FDM 3Dプリンターの購入価格は約 3,000 USD だ。「3Dプリントのような最先端テクノロジーこそ、我々公共図書館が市民に対し提供したいと考えているものだ」。

3Dプリンターは今後、同公共図書館管内の全図書館を巡回する。現在は、ペタルーマ地区図書館にある。利用者はまず約 30 分の講習受講後、3Dプリンターが利用できるようになる。3Dプリンター使用法の講習は毎週開催されている。

同公共図書館では3Dプリント工程理解のために利用者に tinkercad.com を、既に用意されている3Dデザインを選ぶために thingiverse.com を推奨している。

3Dプリンター講習その他の情報についてはソノマ郡公共図書館公式サイトの図書館ニュースに随時掲載されている。

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