2015年9月14日月曜日

業界最速の大型3Dプリンター「 Massivit 1800 」

イスラエル発:ロード市に本拠を置く3Dプリンタースタートアップの Massivit はこのほど、業界最速の産業向け大型3Dプリンター「 Massivit 1800 」を発表した。

「 Massivit 1800 」は最大で高さ 1.8 m、幅 1.5 m、奥行き 1.2 m の大型オブジェクトの造形が、35 cm[ 1 ft ] /h の速さで可能。150 cm ほどの身長の人間の実物大モデルを出力したい場合、約 5 時間で完了するという。

同機の3Dプリント機構は独自開発した「ゲル供給プリント( GDP )」方式[ 特許申請中 ]。これは UV 光を当てると固結する光硬化ポリマー樹脂を特殊なゲル状にして連続造形を行うため、非常に高速な出力ができるという。流動性の低いゲル素材とスマートサポート機能の搭載で、垂直面の全くない壁や天井などの造形もサポート材不要でできるとしている。ゲル素材は一般的な ABS 並みの強度があるという。

「 Massivit 1800 」GDP テクノロジー:

最大プリント速度:1,000 mm / 39 inch / sec [ X x Y 軸 ]
生産性能:35 cm / h 
最大造形サイズ:1.5 m x 1.2 m x 1.8 m( 4x5x6 ft )
2種の異なるオブジェクトの同時出力も可
サポートレスによる素材の効率的使用

「 Massivit 1800 」システム初生産分は、大型印刷とビジュアルマーチャンダイジング企業 E.S. Digital が納入している。

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