2015年11月22日日曜日

金属版「 Polyjet 」技術を搭載した低価格・高速な新型3Dプリンターを来年にも発売へ

イスラエル発:3Dプリンター製造スタートアップ Xjet は流体金属素材を「インクジェット」方式でプリントするまったく新しい方式の金属3Dプリンターを来年にも発売する計画だ。

同社を設立したのは現在 Staratasys, Ltd. の子会社となっている Objet の設立者で、Objet の元 CEO の Hanan Gothait 氏。Objet は PolyJet テクノロジーを開発し、同技術を搭載した「 Objet 500 Connex3 」などの製品シリーズを成功させている。2012 年に米 Staratsys に買収された。

同じく Objet 元 CTO で、現 Xjet CBO の Dror Danai 氏によれば、この新機構を持つ金属3Dプリンターは特許申請中の新技術「 ナノメタルジェット( NMJ )」により、既存機種の多くが採用している金属粉を焼結する方式に比べて極めて短時間で製造可能にする「 Polyjet テクノロジーの金属版」で、新開発の流体金属素材インクを使用するという。

現在市販されている金属3Dプリンターの殆どは非常に高価だが、同社は新開発したこの新型金属3Dプリンターなら手頃な価格帯に抑えられるとも付け加えている。

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