2015年11月20日金曜日

独 TRUMPF、産業向け新型レーザー3Dプリンターなど4機種を披露

ドイツ・ヘッセン州発:レーザー加工機の世界最大級メーカー TRUMPF GmbH & Co. KG は、現在フランクフルト市で開催中の製造機械関連国際見本市「 formnext 2015 ( 主催:Mesago Messe Frankfurt GmbH、会期は 11 月 17 - 20 日 )」で、新型レーザー3Dプリンターおよびレーザー加工機4機種を披露した。

「 TruPrint 1000 LMF 」および「 同 3000 LMF 」は、レーザー金属融合( LMF )という方式の金属加工用レーザー3Dプリンター。「 1000 LMF 」は最大造形直径 x 最大造形高が 100 x 100 mm の小型モデル、「 3000 LMF 」は 300 x 400 mm の大型用モデル。操作は内蔵の大型タッチパネルで直感的に行える。「 1000 LMF 」は供給シリンダー、造形室、残余粉レシーバー等が単一ハウジング内に収納されて金属粉から製品造形までの全工程が行える。ステンレス鋼、工具鋼、アルミ鋼等、溶着可能な金属粉に対応する。造形室は火災防止のために気密構造で、室内の酸素濃度は 0.1 % に保たれる[「 3000 LMF 」での加工中の最大温度は 500 °C に達する ]。

「 TruLaser Cell 7040 」および「 同 Cell 3000 」はレーザー金属溶着( LMD )方式のレーザー加工およびレーザー肉盛溶接システムで、「 Cell 3000 」は小型機種。両機種は既存金属製品に新しい部材を追加する場合などに 500 cm³ / h という高速で新部品の溶接が可能で、溶接する方向も選ばない。

TruePrint および TruLaser 4機種は、同社と技術提携を結んでいる伊 Sisma S.p.A. と共同開発したシリーズ製品。

参照元記事1
参照元記事2