2015年12月29日火曜日

3D Systems が「 Cube ® 」の生産打ち切りを発表

米国サウスカロライナ州発:ロックヒル市に本拠を置く3Dプリンターベンダー大手 3D Systems ( NYSE:DDD )は現地時間 12 月 28 日、同社個人コンシューマー向けデスクトップ FDM 3Dプリンターのエントリーモデル「 Cube® [ 999 USD ]」の生産打ち切りおよびコンシューマーユーザー向けプラットフォーム「 Cubify.com 」を 2016 年 1 月 31 日付でサービス提供を終了すると発表した。「 CubePro® 」は今後も生産を継続する。

同プレスリリースによると、今回の決定は同社の経営資源を個人向けから企業向け部門に集中させ、当面の利益を確保するための執行部方針を反映したものだという。同製品ユーザーサポートおよび「 Cubify.com 」利用者に対する対応は、同社のメインドメイン[ 3dsystems.com ]で受け付ける。「 Cubify.com 」で販売している3Dプリントデータや3Dプリント製品の取り扱いも停止する。「 Cube 」の在庫分に関しては今後も販売を続ける。

この発表後、同社株価は前日比 - 6.76 % ( 0.71 USD )の 9.79 USD に下落した。3D Systems 株価は今年 5 月 22 日以降 52.19 % 下落し、現在も下降傾向が続いている。S&P 500 指数は 49.13 % の下落となっている。

一方、Stratasys ( NASDAQ:SSYS )Q3 決算も当初予測を下回り、2013 年に買収して子会社化した個人コンシューマー向け部門 Makerbot 事業見直しに着手している。

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