2015年12月7日月曜日

3Dプリントで製作された小型風力タービン試作モデルが COP21 会場に登場

フランス発:シリコンバレーに本拠を置く Lumenir, IncOrange Silicon Valley およびポーランドの3Dプリンタースタートアップ Omni3D の3社は現地時間 12 月 2-4 日、パリ市内で開催中の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議( COP21 )会場において、3Dプリントで製造された小型風力タービンの試作モデルを共同で披露した。

試作モデルのブレード素材は ABS で、0.5 m 長の各部材から成る。内部はユニークなハニカム構造の省資源設計で、うち 93 % は空気だという。これらは全て Omni3D の「 Factory 2.0 3Dプリンターで出力された。

試作モデルを製造した Omni3D の Konrad Sierzputowski 氏は次のように述べる。「産業用3Dプリントは、既存の生産現場により安価で、簡単かつ短時間で部材を製造可能にする可能性を創出する。ABS 素材の大型製品を出力可能な3Dプリンターは多くはなく、我々は今回の共同プロジェクトに参画できてとても光栄だ」。

3社によると、この3Dプリント小型風力発電装置は都市部の分散型風力発電に限らず、電力網のない遠隔地域の電力自給にも大いに役立つと見込んでいる。

参照元記事1
参照元記事2