2015年12月6日日曜日

Graphene 3D、有機 LED 光源を3Dプリントで製造可能にする特許を仮出願

米国ニューヨーク州発:ロングアイランドに本拠を置くスタートアップ Graphene 3D Lab, Inc( TSX-V:GGG, OTCQB:GPHBF ) は現地時間 12 月 3 日、有機 LED 光源の3Dプリント工程に関する特許の仮出願を行ったと発表した。

また同社が仮出願した申請文書には、有機 LED 光源を製造するための多機能新型3Dプリンターの機構も含まれる。それによると、多重デポジション、ロボットマニピュレーター、レーザーおよび UV 硬化機能等を提供するとしている。有機 LED 光源に関しては、社名でもあるグラフェン素材を被覆した透明な窓状伝導体で、プリントアウト後すぐに自動発光し、追加工程も不要だという。

Graphene 3D Lab の今回の申請で特筆すべき点は、LED を作動させる光源をゼロから、しかも簡単に製造可能にした事にある。同社はこの多機能新型3Dプリンター開発に数年がかりで取り組んでおり、今回の仮出願によってこの3Dプリンターの一端が初めて明らかになった。今回の仮出願は、1台の3Dプリンターで LED デバイス製造を可能にすることで、より複雑な機構を持つデバイス製造技術への道を開拓する最初の一歩と言える。同社は現在、5つの米国特許を出願中で、その中には3Dプリント用高品質グラフェンを製造する低コストかつ無害な工程も含まれている。

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参照元記事2
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