2015年12月12日土曜日

Zortrax が直営店舗2号店をワルシャワ市にオープンへ

ポーランド発:オルシュティン市に本拠を置く3Dプリンターベンダー Zortrax S.A. は昨年、クラクフ市内に直営店「 Zortrax Store 」をオープンさせたが、この度首都ワルシャワ市内に直営2号店および3Dプリントショールームをオープンすることになった。同店舗の運営は Zortrax の公式代理店 3D Phoenix が行う。

3D Phoenix CEO の Łukasz Kaczmarczyk 氏は次のように述べている。「弊社の調査では、顧客 10 人のうち 8 人が実機に触れて試してから3Dプリンター購入を決めている。3Dプリントショールームの出店は、単にビジネスユーザー向けの判断ではなく、国民一般に広く3Dプリントを啓蒙したいという思いがある」。

3D Phoenix が運営する直営店舗は基本的に週5日営業で、3Dプリンター導入を検討する企業担当者を主な顧客層として想定している。Zortrax 全製品を始め、特注フィラメント、ソフトウェアパッケージも提供する。

また Zortrax は、下肢静脈瘤除去のために行う血管内手術において、執刀医を補助するデバイス「 winch 」も開発している。ケースなどのパーツの大部分が同社製3Dプリンター「 Zortrax M200 3D 」で製作されているこの補助器具は、以前は全て執刀医の手で行っていた光ファイバーの挿入 / 抜き取り作業を一定速度で行う装置で、この種の補助器具は世界初だという。この補助デバイスは同社エンジニア Robert Klaczyński 氏と、ワルシャワ市近郊の町レギオノボで開業する Marcin Feliga 医博と共同開発した試作品で、同社は「 winch 」関連技術の特許を既に申請済みだ。

参照元記事1
参照元記事2