2016年1月9日土曜日

Polaroid がコンシューマー向けデスクトップ3Dプリンター「 ModelSmart 250S 」を年内にも発売へ

米国ネバダ州発: ラスベガス市内で現地時間 1 月 6 - 9 日にかけて開催されている世界最大の家電見本市「 CES 2016 」 で、Polaroid Corp. は同社初のデスクトップ型3Dプリンター「 ModelSmart 250S 」を公開した。

「 ModelSmart 250S 」は英インクジェットカートリッジベンダー Environmental Business Products ( EBP ) と共同開発した FDM タイプのデスクトップ型3Dプリンターで、年内にも欧州 15 か国向けに販売を開始する予定。EBS は 2014 年から3Dプリンター市場に参入しており、Polaroid とは向こう3年間の提携契約を結んでいる。

「 ModelSmart 250S 」は最大造形サイズは幅 250 x 高さ 150 x 奥行き 150 mm 、解像度は 50 - 350 μm、プリント速度は 20 - 100 mm /sで、個人コンシューマー市場向けエントリー機種という位置付け。そのため MakerBot 等の先行機種と異なりユーザー自身が微調整できるオプションは 10 通りのみ用意され、操作は極力シンプルに抑えた仕様となっている。オートキャリブレーション機構内蔵で、プリント途中で高解像度に変更したい場合も操作1つで完結する。

またプリント状況をスマートフォン経由で確認可能な Wi-Fi カメラも搭載している。対応フィラメントは Φ = 1.75 mm の専用 PLA およびウッドライク素材で、カラーバリエーションは9色。EBS と独自開発した専用3Dモデリングソフト「 Polaroid Prep 」も付属する。

Polaroid と EBS によると、欧州市場以外の製品投入は現時点では未定とのことだ。



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