2016年2月27日土曜日

3Dプリントモデルを使用して4歳少年の心臓手術に成功

米国マサチューセッツ州発:アラバマ州に住む医師 Jason Ayers 氏は3年前、中国から養子に迎えた当時 1 歳の Patrick 少年を引き取った時、この少年があとどれぐらい生き延びられるか分からなかった。

Patrick 君の心臓には重い先天的異常があった。2つあるべき心室が1つしかなく、肺動脈と肺動脈弁も発育不全のままだった。

Ayers 夫妻は Patrick 君に外科手術を受けさせるため、アラバマ州から空路ボストン子供病院へと向かった。同病院の心臓外科医チームは3Dプリントで Patrick 君の心臓の3次元モデルを製作し、実際の手術の手順を事前に確認した。

執刀医の1人 Emani 医博は次のように述べている。「[3Dプリント技術により]従来手法では不可能だったやり方で、複雑な細部まで入念に打ち合わせることができた」。

Patrick 君の心臓手術は延べ 13 時間にもおよぶ大手術だったが、Patrick 君は無事乗り切った。

Ayers 医博は次のように言った。「以前にも増して健康体になった我が子をこうして抱けるなんて、本当に素晴らしいことだ」。



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