2016年2月15日月曜日

アイオワ州立大学が業務用 SLS 3Dプリンターを導入

米国アイオワ州発:現在、アイオワ州立大学工業研究サービスセンター( CIRAS )は導入した金属3Dプリンターで、同州内の製造業を対象に積層造形技術( AM )を学んでもらうプログラムを準備している。

CIRAS は昨年 10 月、米国標準技術研究所( NIST )の「 生産拡張プログラム[ MEP ]」、アイオワ州立経済開発局および同大学工学部からの総額 90 万ドルの資金拠出により大型業務用 SLS 3Dプリンターを1台導入した。約1か月間の調整作業と研修を経て、同州内の製造業活性化に向けて活用する方針だ。導入された SLS 3Dプリンターの層間解像度は 40 μm だという。

CIRAS の技術支援推進部長 Chris Hill 氏は次のように述べる。「この 25 年間、私が学んだのは部品1点も作れない、ということだ。[ 従来の加工方式では ]あまりにも制約事項が多過ぎる。だが AM ならばそんな数多い制約は一掃される」。家電製品生産現場経験のある同氏は現在、CIRAS に導入された3Dプリンターシステムの責任者だ。

CIRAS では同大学工学部の教授陣と学生と協働で、今後数年かけてこの金属 AM システムの最善の活用策を探りつつ、州内の製造業に対して広く広報活動も行う予定だ。

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