2016年2月5日金曜日

Stratasys、Photoshop から直接3Dプリント可能な「 Stratasys Creative Colors 」をバンドルした新型「 Objet Connex3 」を発表

米国テキサス州発:Stratasys Ltd. ( Nasdaq:SSYS )は現地時間 2 月 2 日、ダラス市内で開催された3D CAD ベンダー SolidWorks の年次カンファレンス「 SOLIDWORKS World 2016 」において、同社製品「 Objet Connex 3 」シリーズ専用ソフト「 Stratasys Creative Colors 」および同ソフトを同梱した新型「 Objet Connex3 」3製品を発表した。

「 Stratasys Creative Colors 」は、同社が提携企業 Adobe Systems Incorporated( NASDAQ:ADBE )と共同開発した製品。Adobe 3D Color Print Engine を搭載し、 Adobe Photoshop CC 上で指定したカラーや素材等が直接、「 Objet Connex3 」3Dプリンターで実行可能になる。これにより、従来の3Dプリントワークフローが一気に単純化されるとしている。また Photoshop CC 上で3D CAD データが直接読み込めるため、「 Stratasys Creative Colors 」を介して色情報を付加して3Dプリントアウトすることも可能になる。同時に発表された「 Stratasys Creative Colors 」バンドルモデル「 Objet 500 Connex3 」では従来の 46 色に対し、取り扱い可能な色数が一気に 1,000 種類以上に増えたのも特徴だ。

Stratasys North America 代表取締役 Josh Gould 氏は次のように述べている。「 弊社が用意している出力素材を Photoshop CC 内のカラーパレットに最適化した。対応可能色数は 46 種類ではなく 1,000 種類を超え、その間のどの階調も出力可能だ。Photoshop 内に文字通り Objet Connex3 のオプションが用意されており、Photoshop で指定した内容がそのまま Objet Connex3 でプリントできる」。

Photoshop CC で生成したデータは直接3Dプリンターに送る他にも、同社の提供するオンデマンド3Dプリントサービス「 Stratasys Direct Manufacturing 」に送信することも選択でき、これ1つでオンデマンド3Dプリント発注が行えるようになる。このクラウドサービスを利用した場合、発注した3Dプリント商品は翌日以降の発送[ 北米地域 ]となる。

また同社は、「 Connex1 」および「同 2 」シリーズの販売終了を発表、今後は最新の「 Connex3 」シリーズに一本化することも明らかにした。「 Stratasys Creative Colors 」は新「 Connex3 」シリーズに標準バンドルされるが、既存機種ユーザーは同ソフトウェアを単体購入することで利用可能になるとしている。



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