2016年2月13日土曜日

「 ThingMaker 」が半世紀ぶりに子供向け3Dプリンターとして復活

米国カリフォルニア州発:バービー人形で有名な玩具大手 Mattel Inc. ( NASDAQ:MAT )が 1964 年に発売した「 ThingMaker 」は流体プラスチック樹脂を昆虫、花、ホットホイール等のダイカスト金型に流し込んでオーブンで固めて作る製造玩具の元祖的存在で、後に「 Creepy Crawlers 」と改名して '70 年代まで販売されていた( その後他社ブランドで各種後継製品が販売された )。

その Mattel が、半世紀ぶりに子供向け FDM 3Dプリンターとして生まれ変わった「 ThingMaker 」を今年秋頃にも Amazon.com で販売を開始する。販売予定価格は 299.99 USD。

3Dプリンター「 ThingMaker 」および関連アプリは昨年、Mattel が Autodesk, Inc.( NASDAQ:ADSK )と子供向け市場開拓に向けた業務提携後に共同開発したもの。両社によるとタブレット端末にダウンロードした専用アプリ上パレットにあるパーツをドラッグ・アンド・ドロップでテンプレートに投入して好きな形にデザインし、3Dプリントするという仕様。プリント開始後はパネルが自動ロックされ、3Dプリント初心者の子供達でも安全にモノ作りを学べる3Dプリンター製品( プリンター本体の対象年齢は 13 歳以上、プリントアウト製品の対象年齢は 3 歳以上 )という。対応フィラメントは PLA。

ThingMaker Design App 」は iOS / Android に対応。Amazon での先行予約開始は次週以降となる。Mattel 側は販売開始までの期間に顧客層のマーケティングを行い、得られたフィードバック結果を製品版に盛り込む意向だ。

Mattel / Autodesk の「 ThingMaker 」は今月 15 - 16 日にニューヨーク市内で開催される玩具メーカー見本市 Toy Fair 2016 で披露される。

参照元記事1
参照元記事2