2016年4月16日土曜日

byFlow が3Dプリントのコース料理を披露

オランダ・リンブルフ州発:現地時間 4 月 12 日にフェンロー市内で開催された「 3D Food Printing Conference 2016 」会場で、3Dプリンターベンダー スタートアップ byFlow が3Dプリントで出力した食品のみを使用したコース料理を披露した。

同カンファレンスには延べ 200 以上の企業 / 団体が参加した。byFlow のマルチマテリアル3Dプリンター「 Focus 」で出力したカルパッチョ、グアカモーレなどの5品から成るコースを、カタルーニャ州リェイダ市のミシュラン1つ星レストランシェフ Mateo Blanch 氏が盛り付け、事前に選ばれた招待客6人が「試食」した。

byFlow の「 Focus 」3Dプリンターは交換型プリントヘッド機構を採用し、肉、野菜を含む多様な食材に対応する。同社創業者の1人 Nina Hoff 氏は現在、更なる食感向上のため Hans van Wolde 氏を含む一流シェフと協業しているとし、次のように述べている。「フリーズドライの野菜や果実は本来の栄養価が失われていない。これらを粉末状にしたのち寒天と混合することで、3Dプリンタブルベーストを作成している。目下、我々の関心はおいしさにある。この新興テクノロジーを無視するようなことがあれば、大手食品会社は競争から取り残されるだろう」。

会場内に開店した3Dプリントフード レストランは、今後ドバイ、ソウル、ローマ、パリ、ラスベガス、ベルリン、シンガポールを巡回する予定。

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