2016年4月11日月曜日

Kabuku、Microsoft Japan と共同で3Dデザインハウスの ICT 実証事業を実施

日本発:デジタルファブリケーション ソリューションを提供する株式会社カブク( Kabuku. Inc )はこのほど、日本マイクロソフト( Microsoft Japan Co., Ltd. )と共同で、Minecraft を活用した子供向け3Dプリント用プログラミング学習の実証事業を行ったことを発表した。

Minecraft は3Dブロックを使ったサンドボックスゲームの1種。2011 年 11 月に製品版がリリースされ、現在ではゲーム領域に留まらず ICT 教育分野でも広く注目を集めている。Kabuku と Microsoft Japan はこの Minecraft を ICT 教育に独自に応用した学習プログラムを開発、東京都内の小学校で 45 分 x 10 時限の授業として実施した。

今回の実証事業に参加したのは渋谷区立猿楽小学校6年生のクラス。子供たちは Kabuku の開発した「 Rinkak 3D アバタープリント・ソリューション」を使用してプログラミングの基礎から整地、そして整地した土台の上に家を建てるまでを演習した。Kabuku 側は、生徒たちがこのようなデジタル技術演習を経験することで問題解決につながったり、他分野でも今後の役に立つことを理解してもらうのが目標だとしている。

「 Rinkak 3D アバタープリント・ソリューション」は Minecraft の中の世界で組み立てた家がそのままフルカラーで3Dプリントアウトできるというもの。Kabuku は運営するマーケットプレイス Rinkak 上で、生徒らが思い思いに「設計」した家の3Dデザインモデルを一般公開している。

同社はこれまでにもこのようなコラボレーション事業を展開している。オープンプラットフォームカメラ「 Olympus Air 」をベースに3Dプリントパーツのデジタル CMF( color / material / finish )製品を共同開発したり、戦国時代の各武将の布陣を立体化した「でこぼこMAP 」等を発表している。

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