2016年5月23日月曜日

高校生が3Dプリントでバイオリンを製作

米国ミネソタ州発:レイクエルモ市内の高校に通う生徒たちは、3Dプリントでの楽器作りに取り組んでいる。

そのうちの1人、スティルウォーター高校物理クラスの Jennah Slayton さんは教室で行う波形実験用として、鮮やかな紫色の樹脂製バイオリンを同市内のラボにある3Dプリンターを使用して製作。楽器の3Dデータはインターネット上で公開されているものを使用した。

「[3Dプリント楽器は ]これ以外の方法では楽器が買えない生徒たちにも初学者向けバイオリンを手に入れることができる手段になる」と Slayton さん。この3Dプリントバイオリンの音は、通常の木でできた製品に比べるとやや響きが荒削り。「音がこもっていてネックも少し短くて、高音があまりよく出ない」。

生徒たちは3Dプリンターを使えば、バイオリン1丁の製作コストはフィラメント代の約 40 米ドルしかかからないと言う。それに対して市販の楽器を購入した場合、約 3,500 ドルはかかる。そして彼らの試みは、地元学区の音楽教育にも役立つかもしれない。音楽教育予算がここ数年削減されているためだ。



参照元記事1
参照元記事2