2016年5月21日土曜日

Dylan's Candy Bar が全米 4 店舗でグミキャンディー3Dプリンターを導入

米国ニューヨーク州発:全米各地に 16 店舗を擁するキャンディー専門店 Dylan's Candy Bar は現地時間 5 月 20 日、独製菓大手傘下 Katjes UK が手掛けるグミキャンディー専用3Dプリンター「 Magic Candy Factory 」を導入し、最初のサービス提供をニューヨーク市内の本店で開始した。

Dylan's は世界的なファッションデザイナー Ralph Lauren 氏の娘 Dylan Lauren 氏が 2008 年に開店したキャンディー専門店チェーン。Dylan's は Katjes と提携を結び、マンハッタンの本店を始め、シカゴ、ロサンゼルス、マイアミ市の 4 店舗で同様のサービスを今後数週間で提供する予定。

「 Magic Candy Factory 」は 100 種類のデザイン画からプリントしたいものを選び、名前や文字の追加などのカスタマイズも可能。同プリンターの構造は FDM 方式で、35,000 行のコードから成るパラメトリックアルゴリズムにもとづきグミキャンディーが出力される仕組み。米国内の「 Magic Candy Factory 」を使用したグミキャンディーの小売 / オンライン販売権は Dylan's が独占する。グミとして使用するのはリンゴから抽出したペクチンベースの天然素材。

Dylan Lauren 氏はハート型3Dグミキャンディーを食しながら次のように述べた。「これは食品安全基準を満たした3Dプリンター。ボタン 1 つで魔法のようにキャンディーが出現する。お客様に喜んでいただくため、更なるデザインカスタマイズの拡張に取り組んでいる」。

「 Magic Candy Factory 」は Dylan's の他に独ベルリン市の直営店と UAE ドバイ市内にも出店して、同様のグミキャンディー3Dプリントサービスを提供している。



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