2016年6月13日月曜日

「女性の敵」を撃退する3Dプリント ランジェリーを女子大生が開発

英国ノッティンガムシャー州発:ノッティンガムトレント大学の女子学生がこのほど、3Dプリントを活用してある女性の悩みに対する解決法を提案した。

同大学でファッションデザインを専攻する 23 歳の Jess Haughton 氏は、ランジェリー / アンダーウェアに付き物の「パンティーライン」を根絶するため、ストレッチシリコン素材を3Dプリントしてアンダーウェアを作る方法を思いついた。

従来製法によるアンダーウェアでは、縫い目やゴムバンドがどうしても浮き上がってしまうが、Haughton 氏の3Dプリント製法のアンダーウェアならこうした見苦しさは解消され、同時にボディーラインにより密着する製品が製造できるとしている。

Haughton 氏は次のように述べている。3Dプリントにはランジェリー市場に真の近代化をもたらす可能性があること、そして個性的な見た目で従来製品に代わることを示したかった。ストレッチシリコンは肌触りも抜群で、従来製法ではできなかったレースのような凝った意匠もデザインできる」。3Dプリントなのでカスタマイズ自在で、顧客に最適なオーダーメイド ランジェリーも仕立てることができる。

同氏はこの3Dプリントシリコン製法でボディスーツ、ブラジャー、Tバック、パンティーを試作している。

同大学スクール オブ アートの上級講師 Emma Prince 氏は次のように述べる。「彼女は様々な3Dプリント製品を開発することで、卒業後もこの新しい技術の知識を活かしたキャリアを積むことができると思う。最新技術がアパレル製品の製造法を変える素晴らしい一例であり、商品性の向上と市場アピールを共に高める」。

参照元記事1
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