2016年7月2日土曜日

仏スタートアップがユニークなデルタ型3Dプリンターをリリース

フランス発:3Dプリンター製造スタートアップ Pollen AM はこのほど、最大4種類の異なる素材が使用可能な業務向けデルタ型3DプリンターPam 」をリリースした。

「 Pam 」は従来のフィラメントではなく、ペレット方式を採用。専用シリンダーに装填されたシリコン、金属粒子、繊維、サーモプラスチック等の各ペレット素材をサイズの異なる4基のノズルから同時に押し出して造形するという( 同時混合は2種類まで )。プリント速度は最高 400 mm / sec、最大解像度は 40 μm。最大造形サイズは Φ =30 cm、H = 30 cm と大型製品の試作が可能な仕様で、筐体フレームは落ち着いた木目調の外装。本体サイズは Φ = 712 mm x H = 815 mm ±0.5。

操作はイーサネット / Wi-Fi に接続した Web ブラウザで表示した専用ソフト Honeyprint 経由で行い、自動キャリブレーション機構およびライブエラー検出機構も搭載する。プリント時の最大温度は 350 °C に達し、フレキシブル素材およびゴムライク、透明 / 不透明素材の同時加工に適している。このため同社では、レンズ付きサングラスの試作も1回のプリントで完成するとしている。

「 Pam 」は現在、本体価格 8,000 EUR ~ で先行予約を受け付けている( クイックスタート、VAT および配送料込みの価格は 12,120 EUR )。一般発売開始は 2017 年を予定しているが、同社によると販売価格は先行予約価格の2倍になるという。



参照元記事1
参照元記事2