2016年7月6日水曜日

産業向けハイエンド仕様 FDM 3Dプリンター「 Factory 2.0 Production System 」

ポーランド発:産業用3Dプリンター製造の OMNI3D Sp. z o. o. はこのほど、昨年7月に発表し、自動車製造や航空、家電、オンデマンド3Dプリントサービス業などの顧客を対象に販売してきた大型造形用ハイエンド FDM 3Dプリンター「 Factory 2.0 」を「 Factory 2.0 Production System 」として正式に一般発売を開始した。

「 Factory 2.0 」は最大造形サイズ 500 x 500 x 500 mm、造形室は密閉型 / 加熱式。交換式水冷デュアルヘッド、7 インチ タッチパネルを搭載し、スタンドアローンでの操作が可能。同社によると製造業向けに最適化された同システムを導入した場合、同等の産業用3Dプリンターと比べて操業経費は約 1 / 5 に抑えられるという。プリントソフト( スライサー )は米「 Simplify3D 」を採用。同システム価格については同社への問い合わせが必要だが、約 22,900 EUR だという。

OMNI3D は 2013 年創業の先端製造技術関連のスタートアップ。本社所在地はヴィエルコポルスカ県ポズナン市。

「 Factory 2.0 Production System 」の主な仕様

プリント技術:FDM / FFF 
対応フィラメント:ABS-42、ASA-39、HIPS-20 
造形サイズ:500 x 500 x 500 mm 
層厚:140 - 300 µm 
位置精度:XY 軸 = 7.8 µm、Z 軸 = 0.6  µm 
造形室:アルミ製密閉型 
作業プラットフォーム:ヒートガラス面
造形室最高温度:360 °C 
稼働温度:20 - 35 °C
対応フィラメント:Φ = 1.75 mm;ABS-42、ASA-39、HIPS-20[ 以上純正品、順次追加予定 ]
ヘッド径およびヘッドエンド最高温度:Φ = 0.4 mm、360 °C
プリントソフトウェア:Simplify3D ® 
インターフェイス:SD カード
ディスプレイ:7インチ LCD タッチスクリーン



参照元記事1
参照元記事2