2016年8月21日日曜日

直結型エクストルーダーを初めて採用したデルタ型3Dプリンター「 Radik Delta 3D Printer 」

米国マサチューセッツ州発:3Dプリンター製造スタートアップ DK Automations はこのほど、デルタ型3Dプリンターとしては初めてプリントヘッド直結型エクストルーダーを搭載した新製品「 Radik Delta 3D Printer 」を開発した。

従来のデルタ型製品では通常、 Bowden タイプと呼ばれるエクストルーダーが採用されていたが、駆動モーター系がプリントヘッドから離れているため、3軸座標( カルティジャン )型3Dプリンターと比べてフィラメント送りや引き込みにトラブルが発生しやすい欠点があった。同社はこうした従来製品の問題を解消するため、独自技術 Delta Direct Extruder ( DDE )によってデルタ型では初めてとなる直結型エクストルーダーを採用した。デルタ型ならではの高速プリント機能はそのままに、より正確なフィラメント送りを実現させたとしている。「 Radik Delta 3D Printer 」はデルタ型とカルティジャン型のいいとこ取りの3Dプリンターと言える。

「 Radik Delta 3D Printer 」はデュアルノズルで、CNC で精密加工されたオールメタル仕様プリントヘッドの最高温度は 300 °C。オープンソースフィラメントシステムで、ABS、PLA、ナイロン、PVA に対応する。最大造形サイズは円周 180 mm x 高さ 150 mm、完全密閉仕様で操作は付属のタッチパネルで行う。標準解像度設定は 150 µm。ヒートベッドの最大温度は 120 °C。現在、同社は発売に向けてクラウドファンディングキャンペーンを準備している。

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