2016年11月18日金曜日

Markforged がカーボン複合材対応の3Dプリンター2製品を発表

米国マサチューセッツ州発:世界で初めてカーボンファイバー含有素材に対応した3Dプリンター「 MarkOne 」を開発した Markforged, Inc. は現地時間 11 月 17 日、「 Onyx One 」と「 Onyx Pro 」2機種を発表した。

新型2機種は共に今年 6 月にリリースした純正チョップドカーボンファイバーフィラメント「 Onyx 」に対応する。「 Onyx One 」はエントリーモデルという位置付けで販売価格は 3,500 米ドル、上位モデルの「 Onyx Pro 」は 7,000 米ドル。両製品は同社最上位製品「 MarkTwo 」の搭載する CFF 方式とは異なるプリントシステムを採用して価格を抑えているが、仕上がり精度は上位機種並みだとしている(「 MarkTwo 」の販売価格は 13,500 米ドル)。

「 Onyx One 」および「 Onyx Pro 」には同社の開発した3Dプリントソフト「 Eiger」による高速モードも用意され、仕上がり精度を犠牲にすることなく従来より高速の製品出力が可能となっている。両製品は北米地域のみ販売が開始されるが、順次世界 50 か国の同社販売代理店を通じて販売される予定。

Onyx One 
販売価格:3,500 USD
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool 同梱

Onyx Pro
販売価格:
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )、グラスファイバー
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool, 50cc Fiberglass, スペアプリントベッド同梱

「 Onyx 」フィラメントはナイロンベースにカーボン短繊維を混合したもので、強度はナイロンのみの場合と比べて約 3.5 倍ある。

参照元記事1.
参照元記事2.