2017年11月11日土曜日

独スーパーが格安の自社ブランドデスクトップ3Dプリンターを年末商戦に投入

ドイツ発:大手安売りスーパーチェーン Aldi は 11 月 19 日以降、同社ブランドの格安3Dプリンターの販売を開始する。

同社によると、自社ブランド3Dプリンターは金属フレームの FDM 型デスクトップ3Dプリンターで、販売価格は 299.99 英ポンド。同社では、同3Dプリンターは 900 英ポンドと同等の性能を有するとしている。

Aldi モデル新型3Dプリンターの最大造形サイズは 20 x 20 x 18 cmで、SD カードからの直接プリントも可能。LCD タッチ画面とステップ式操作ウィザードで3Dプリンター初心者にも配慮された仕様となっている。

Aldi はまた自社ブランドの 55 インチ 4K テレビも 11 月 23 日より販売する。販売価格は 429.99 英ポンド。オプションで Bluetooth ワイヤレスサウンドバー( 129.99 英ポンド )も追加できる。同社は 11 月第 4 金曜の「ブラックフライデー」以降の年末商戦に向けた目玉のひとつとして位置付けている。

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2017年11月5日日曜日

米研究者グループが3Dプリントステンレス鋼強度を従来の 3 倍にする条件を発見

米国発:米国の研究者らのグループはこのほど、3Dプリントステンレス鋼の強度が従来の約 3 倍に高まる条件を発見したと Nature Materials 電子版上に発表した。

発表したのは国立エイムズ研究所、ジョージア工科大学およびオレゴン州の研究者らのグループ。従来の SLS などのレーザー焼結法で3Dプリントされた金属製品には強度不足になりやすいという欠陥があった。今回、同グループが発見したのは、ある条件下で3Dプリントを行うと、オーステナイト系ステンレス鋼 316L の強度が約 3 倍に向上する、というもの。

同グループによると今回の発見は偶然の賜物で、異なる金属薄板とパウダーを使用して3Dプリントしていたところ、ある一定の条件下で強度が高まる現象を発見したという。具体的には、金属組織内部の構造変化により降伏強さと延性強度が従来の限界より向上したことを確認したとしている。

同グループの次の目標は高性能計算( HPC )を用いて次世代ステンレス鋼の性能予測および基盤インフラ改善のための予測モデルを構築することで、ステンレス鋼以外の他の合金鋼の潜在能力開発も視野に入れる。

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2017年10月26日木曜日

日本の建設会社が特殊モルタルインクによる建築用3Dプリント技術を開発

日本発:株式会社 大林組( Obayashi Corporation )はこのほど、特殊セメント素材インクをロボティクス技術で自動的に積層する3Dプリント建造法を開発したと発表した。この種の3Dプリント建造技術しては日本で初めてとなる。

同社によると、使用素材はデンカ株式会社( Denka Co. Ltd )の開発した特殊モルタルインクで、エクストルーダーから吐き出された直後に固結するため型枠不要で安定した積層が可能で、省力化 / 工期短縮、低コスト化が実現できるとしている。型枠製作の必要がないため、同社では従来工法より複雑かつ自由なデザインでの建造を可能にする可能性があると期待する。この特殊インクは7軸のロボットアームを実装した専用3Dプリンターから吐き出されて自動積層される。ロボットアームへの動作指令をコンピューターに入力した作業プログラムの自動実行によるオフラインティーチング機能も搭載し、工期短縮に貢献している。

同社が今回の発表用に試作したのはアーチ形状の橋。500 x 250 x 500 mm のブロックを約 15 分でプリントアウトし、それを組み合わせて小さなアーチ橋を建造した。ただしこの新開発の建築用3Dプリンターは現時点ではまだ試作段階であり、同社では今後さまざまな改良を実装する計画だとしている。

建築用超大型3Dプリンターはイタリア WASP 社の建設用超大型デルタプリンターなど、世界各地で実用化に向けて開発が進められている。




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2017年10月18日水曜日

HP、2018 年にも金属3Dプリント市場へ本格進出

米国カリフォルニア州発:HP Inc. ( NYSE:HPQ )は先週、パロアルト市内の本社で開催されたセキュリティカンファレンスで、金属3Dプリント市場への本格進出を早ければ 2018 年にも計画していることを明らかにした。

同社3Dプリント部門社長 Stephen Nigro 氏は、新方式による金属3Dプリント技術を提供することで、「金属3Dプリント方式を大量生産の主力へと一変させるだろう」とコメントしている。

また同氏は、同じく 2018 年度に樹脂素材向け3Dプリンターに「高耐久構造のフルカラー3Dプリントパーツ」が製造可能な新製品を投入予定だとも語った。

昨年、同社は独自技術 Jet Fusion を搭載した自社製としては初めての3Dプリントシステムで総額 12 兆米ドルとも言われる製造分野市場に参入している。

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2017年10月15日日曜日

豪州立図書館が歴史的価値ある「点字地球儀」を3Dプリントで復刻

オーストラリア・クイーンズランド州発:今から60年以上前、実業家 Richard Frank Tunley 氏が制作した視覚障がい者のための「点字地球儀」は、同氏が遺した数々の作品のうち現在もなお学習ツールとして重要な位置を占めている。こうした同氏の功績を顕彰して、クイーンズランド州立図書館( SLQ )およびクイーンズランド州図書館財団は共同事業としてこの「点字地球儀」を3Dプリントで復刻する運びとなった。

「点字地球儀」は制作者 Tunley 氏が木製の球体表面に金属板を貼り付けて陸地を示したり、点字説明を付している。SLQ 技術者らは州から約 10,000 豪ドルの支援を受け、この3Dプリントレプリカを製作する。オリジナルは写真測量法で全方向から撮影し、その画像データを基に3Dモデル化して、それをプリントアウトするという。オリジナルは木製球体と金属板でできているが、3Dプリント復刻版はプラスチック樹脂製になる。それ以外はオリジナルとまったく同じように手で触って大陸の位置などを確かめたり回転させたりできる。

同図書館司書兼 CEO Vicki McDonald 氏の話「Tunley 氏の遺したこの点字地球儀は一般には知られていないものの、わが州にとっては掛け替えのない財産。今回の3Dプリントによる復刻事業は次世代にクイーンズランドの歴史を再発見し、触れてもらう機会を提供するものであり、われわれの取り組みに対し資金提供してくれた全ての方々には大変感謝している」。

オリジナルは経年劣化が進んで脆くなっており、保存処置を施されたうえで同図書館内で 12 月から開催される館内展示会で展示される予定。




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2017年10月5日木曜日

米スタートアップが3Dプリントによる臓器再生技術を開発中

米国カリフォルニア州発:サンフランシスコ市内に本拠を置くバイオ3Dプリントスタートアップ Prellis Biologics は現在、患者自身の組織から培養 / 生成した臓器組織を3Dプリントして再び体内に戻し、機能不全になった臓器を再生させる技術の開発に取り組んでいる。

米国保健福祉省( HHS )によると、毎日 20 人が臓器移植を受けられずに死亡し、2016 年度の調査では臓器提供を待つ患者総数が9月時点の集計で 116,000 人以上なのに対し、移植が実施されたのはわずか 33,611 件に過ぎず、深刻な臓器不足が続いている。同社が開発中の技術は、まず患者本人の生態を採取し、そこから必要な細胞を抽出して臓器を再生できるほどの量にまで培養する。それをゼラチンベースに載せてレーザー3Dプリントで立体化し、再び患者の体内の損失した臓器の部位に戻すというもの。

同社共同創業者で発生生物学者の Noelle Mullin 博士は、開発中のこの技術で何百万人もの人々に長く生きてもらいたいと述べる。同博士によると、使用するのは患者本人の細胞なので拒絶反応もなく、また1つの臓器のプリントは最長 4 か月ほどで済むとしている。

Mullin 博士らによれば、次はインスリンを分泌する島細胞のプリント実用化を 2021 年ごろをめどに目指すとしている。これが実用化されれば、面倒なインスリン注射や血糖検査も不要となるはずだ。同社は True Ventures 主導で 180 万ドルの開発資金を調達済みだ。

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2017年10月2日月曜日

高力アルミニウム合金の3Dプリントを可能にする新方式を開発

米国カリフォルニア州発:HRL Laboratories, LLC はこのほど、加工の難しい高力アルミニウム合金の3Dプリントを可能にする新方式を開発したと発表した。

同社が開発したのは Al7075 / Al6061 を含む高力アルミニウム合金の AM 加工を可能にする方式で、「ナノ機能化」と呼ばれる状態になった粒子状にしてレーザー焼結して造形するというもの。従来の溶接技術では、このような高強度金属合金の加工は困難で、パイ生地のように剥離する欠陥があったが、今回開発した新方式ならばそのようなクラックも発生せず、合金本来の高強度も維持することが可能だという。

AM 加工には合金の微小構造の核となる最適なナノ粒子を得る必要がある。同社開発者チームは Citrine Informatics に支援を仰ぎ、同社の保有する AI 先端材料関連ビッグデータを活用して候補を絞り込み、ジルコニウムベースのナノ粒子に行き着いた。

開発者チームの Brennan Yahata 氏の話「インフォマティクスソフトウェアを活用したのは、我々の知る核生成理論への選択的アプローチを通じて最適な特性を持つ材料を見つけるため。Citrine 側はビッグデータを解析して何千もある候補材料を数個に絞り込む。干し草の山から可能性のある針を拾い上げたわけだ」。




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2017年9月24日日曜日

日本の工作機械メーカーが2種類の合金でロケットエンジン部品の試作に初めて成功

米国アラバマ州発:米航空宇宙局( NASA )マーシャル宇宙飛行センターはこのほど、2種類の異なる金属合金で3Dプリントしたエンジン部品の試作に初めて成功したと発表した。

それによると、今回試作に成功したのはロケットエンジンの点火装置。点火装置は非常に複雑な構造で、3Dプリント化できれば大幅な工期短縮とコスト削減が期待されていた。NASA ではこれまでも3Dプリントで製造されたロケットエンジン部品の研究開発や耐久性の評価に取り組んできたが、いずれも単一金属素材のものだった。今回、成功したのは銅合金とインコネル合金との3Dプリント製造で、金属粒子を拡散させて混合させることで合金どうしが接合するという新技術によって実現したとしている。

試作を請け負ったのは日本の工作機械メーカー DMG MORI USA のシカゴ事業所。「金属粒子吹付レーザー堆積」と呼ばれる同社独自技術を搭載した AM / CNC マシニングセンター複合機で製造され、従来は4部分に分かれていたパーツを組み立てて製造していた工程が 1 回で済むという。試作に成功した点火装置の外形は高さ x 幅 が 10 x 7 インチ( 約 25.4 x 17.8 cm )と小ぶりなものだが、7月に実施した 30 回の低圧燃焼試験をクリアしたという。

点火装置の試作に携わった同センターの研究者たちは、このような先端レーザー技術により、将来は製造にかかるコストを従来の3分の1に抑え、工程期間も半分に圧縮可能だ、とコメントしている。

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2017年9月18日月曜日

独財団が3Dプリントステント技術関連研究に22 万ユーロを拠出

ドイツ・バイエルン州発:バイエルン研究財団( Bayerische Forschungsstiftung )はルプブルク市に本社を置く FIT Production GmbH で開催された式典で、3Dプリントステント技術関連研究プロジェクト「 NewGen-Stent research project 」に 22 万ユーロを拠出すると発表した。

同州の内務財務担当相は同財団の補助金交付に関し、今回の補助金交付は同州における冠動脈疾患をはじめとする重度の心疾患治療に多大なブレイクスルーをもたらすだろうとコメントした。

同州では心臓血管関連の研究および技術開発産業が急成長している。レーゲンスブルク技術専門学校( OTH )教授 Ulf Noster 氏によると、心臓ステント留置術の現況は完璧には程遠いという。「治療効果によってかえって傷口が悪化したりと、現在の技術ではこれ以上の改善は困難。3Dプリントなら新しいステント設計の可能性があり、血管損傷のリスクを最小限に抑えながらさらに正確な制御が行えるようになる。NewGen-Stent project の目標はまさしくそこにある」。

同財団は 1990 年に設立され、これまで 831 のプロジェクトに対し総額約 5 億 5,000 万ユーロの補助金を交付してきた。NewGen-Stent project はレーゲンスブルク技術専門学校と FIT Production GmbH、およびレーゲンスブルク大学病院との共同プロジェクト。

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2017年9月15日金曜日

名ショコラティエがチョコレートの3Dプリントサービスを開始

米国ペンシルベニア州発:リーハイヴァレーの一角をなすイーストン市中心部の「イーストンパブリックマーケット」のチョコレート専門店 Chocodiem はこのほど、チョコレートの3Dプリントサービスを開始した。同マーケットでは初の試みとなる。

同店オーナーショコラティエ Jean-Paul Hepp 氏によれば今回の3Dプリントチョコレートサービスは、地元の3Dプリント会社 3DReactions の John Majersky 氏の協力で実現したものだという。Hepp 氏はベルギー出身で生物学の博士号を持つ異色の経歴の持ち主。同氏の店はチョコレート専門店の北米ベスト10にランクインする人気店だ。

同店のチョコレート3Dプリントサービスでは専用ノズル付き3Dプリンター( 約 3,700 米ドル )を使用する。定型文など平面的なチョコレート文字出力は 10 ドルから受け付けており、数分以内に完成するが、花びらなど複雑な3次元モデル出力の場合は最大 45 分ほどかかる。使用するチョコレートはミルク、ダーク、ホワイト、純植物性の 4 種類で、クッキングペーパー上に出力する。

Hepp 氏は、希望者は誰でも見られるようチョコレートの3Dプリントの公開デモも計画している。同氏によると、3Dプリントチョコレートの安定した出力には厳密な室温管理が必須で、室温 19 - 22 °C、湿度 40 % に保たなければならず、それ以上に温度が上昇すればプリント中のチョコレートが溶け出してしまうという。




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2017年9月10日日曜日

Siemens と HP が提携、統合型3Dプリントソリューションを提供へ

米国マサチューセッツ州発:独 Siemens AG( FWB:SIE )と米 HP Inc. ( NYSE:HPQ )は現地時間 9 月 6 日、両社の持つ3Dソフトウェアと AM システムとを統合した新ソリューションを軸とするパートナーシップ提携を発表した。

両社によると Siemens の3D CAD / CAE / CAM統合ソリューション「 Siemens NX ™ 」と HP の独自技術「 Multi Jet Fusion ™ 」とをシームレスに統合した新たな企業向けソリューションを提供するというもの。Siemens NX モジュールは「 Siemens NX AM for HP Multi Jet Fusion 」として HP の正式認証を取得済み。HP の AM 製品を導入する顧客は、この新しい単一ソフトウェアパッケージ上で製品開発 / 設計 / 量産までを一貫して行えるようになる。

この新しい統合ソフトウェア「 Siemens NX AM for HP Multi Jet Fusion 」は Siemens PLM Software が提供する。この統合モジュールにより、顧客は多数の3Dパーツモデルを NX に投入し、データ改変などの介在なしに出力することができる。

Siemens は 2016 年、Stratasys, Ltd. ( NASDAQ:SSYS )とも同様の技術提携を結んでいる。

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2017年9月2日土曜日

英国の YouTuber が1972 年製 LEGO ® ゴーカートキットを3Dプリントで復元

英国ハンプシャー州発:ユニークな DIY もの動画投稿で知られる YouTuber の Matt denton 氏はこのほど、 1972 年の LEGO ® ゴーカートキットを3Dプリントブロックで大縮尺レプリカとして製作し、注目を集めている。

3Dプリントで製作したレプリカのゴーカートはオリジナルの 5 倍の大きさで、製作費は 128 米ドルほど。同氏によると、おなじく3Dプリントで LEGO スケートボードを製作した James Bruton 氏の動画を見て自作を思いついたという。

当初 Denton 氏は、8 歳になる甥の Ruben 君が乗れるサイズのレプリカを考えていたが、同氏の所有する3Dプリンター「 Lulzbot Taz5 」では製作不可能なほど大型になり製作時間も膨大になるため、乳幼児なら乗れる大きさでの復元に変更した。最大のパーツは、同氏の所有する「 Lulzbot Taz5 」の造形台の許容最大サイズぎりぎりに調整した。

Denton 氏は全体を 98 のパーツに分け、ABS 樹脂素材を使用して約 168 時間かけてプリントアウトした。出力時間を短縮するため、ほとんどのパーツの解像度を0.4 mm、インフィル 20 % として出力し、サポート材もなるべく使用しなかったという。タイヤにはラバーライクの NinjaFlex を使用した。この LEGO ゴーカートキット3Dプリントレプリカの重量は約 5.5 kg。





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2017年8月27日日曜日

アルゼンチンの研究者グループが複雑な構造物が作成可能な新型3Dバイオプリンターを開発中

アルゼンチン発:アルゼンチン国立科学技術研究会議( CONICET )およびラプラタ国立大学の研究者グループは現在、4軸構成の3Dバイオプリントシステムの開発に取り組む。

同グループによると、開発中の新型3Dバイオプリンターでは従来の FDM 型3Dプリンターでは造形不可能だったチューブ状や螺旋状メッシュ構造などの複雑な形状物の作成が可能で、交換可能ノズル式インジェクターを使用してバイオポリマー素材によるチューブ状 / 螺旋状メッシュ構造物の作成を目標にしている。

バイオプリンターに追加された第4の軸は回転式で、時計回り / 反時計回りの切り替えができ、ここにバイオ素材が滴下されて螺旋形状を生成する。開発で試用したのはアルギン酸塩、ペクチン、キトサン、ヒドロゲルを含むバイオポリマー混合素材。同グループは、最終的にはこの新技術によって、注意深くメッシュ生成された生体適合性素材の足場材内部で細胞成長を促進させることができればよい、と話す。




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2017年8月21日月曜日

ローマ歌劇場がオール3Dプリント舞台セットのオペラを今秋上演

イタリア・ラツィオ州発:ローマ歌劇場は今年秋の主催公演で、世界で初めてオール3Dプリントの舞台装置で上演する運びとなった。

オール3Dプリントの舞台セットで上演されるのは 19 世紀フランスの作曲家フランソワ・オーベール( Daniel-François-Esprit Auber )の『フラ・ディアボロ[ 初演 1830 ]』。3Dプリント舞台セット制作を請け負ったのは超大型デルタ型3Dプリンター製造で知られる WASP( 本社:エミリア=ロマーニャ州ラヴェンナ県マッサ・ロンバルダ )。

同社によると、オール3Dプリント舞台セットは223 パーツで構成された「ダリの絵に出てくるような」ゆがんだ歴史的建造物 2 棟からなり、3Dプリンター5基を使用して 3 か月かけて完成させたという。

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2017年8月17日木曜日

3Dプリンターをサイバー攻撃から守る新たな方法を考案

米国発:ラトガース大学ニューブランズウィック校とジョージア工科大学の研究者グループはこのほど、癌細胞検知技術を応用した新たな3Dプリンターのサイバー攻撃対処技法を考案したと発表した。

この新対処法は現在カナダのバンクーバー市内で開催中のサイバーセキュリティカンファレンス「第 26 回 USENIX セキュリティ シンポジウム」で発表された。同グループの一員でラトガース大学ニューブランズウィック校電気工学 / コンピューターサイエンス学部助教授 Saman Aliari Zonouz 氏によると、産業界では多くの場合、高額な積層造形設備を自前で導入するより専門業者に外注するケースが多く、万が一納入された製品に欠陥が紛れ込んでいてもそれを発見することはほぼ不可能で、またセキュリティ対策は必須だがそれでもサイバー攻撃を完全に防ぐことは難しいと指摘する。

同グループは3Dプリンター複数台を実際に購入し、ファームウェアをクラックして欠陥製品を出力することができることや、ドローン用プロペラに欠陥を仕込ませてクラッシュさせることも実証している。

同グループの対処法は、センサーでエクストルーダーの動作を検出し、同時に作動音を記録して、プリント工程が設計通りか監視する。そして金のナノ粒子の造影剤を混入したフィラメントと3Dファイルを外注先に送り、外注先から返送された3Dプリント製品を高精度スキャナーにかけて検査するというもので、MRI や CT スキャンで癌や腫瘍を映像化するのと原理的に同じ手法だ。

Zonouz 氏は、次回は可能な限り考えられる3Dプリンター攻撃法を試して、案出した防御策を企業側に開示する計画だと述べている。

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2017年8月13日日曜日

3Dプリント用金属市場規模が 2028 年に 120 億ドル相当に達する見込み

英国ケンブリッジシャー州発:調査会社 IDTechEx Ltd はこのほど、3Dプリント市場関連の最新報告「 3D Printing Metals 2018-2028 Technology and Market Analysis 」で、3Dプリント用金属市場規模が 2028 年には 120 億ドル相当に達するとする予想と分析を公表した。

それによると、金属3Dプリンター市場において最も占有率が高いのは直接金属レーザー焼結方式( DMLS )で、2016 年末時点の総導入ベースで市場占有率が 84 % と首位。以下、電子ビーム積層( EBM )、指向性エネルギー堆積( DED )、バインダージェッティング( BJ )の主要 4 技術が断片的に上位を占めた。

同報告はまた、金属3Dプリンターベンダースタートアップの筆頭格として Desktop Metal を挙げ、同社が 2015 年以降に調達した資本総額は、金属3Dプリンターベンダー業界全体が調達した資本総額の半分近くにまで達したという。

同報告は、2016 年時点では商用化前の段階に留まってはいるものの、液状金属堆積技術、金属 + ポリマーフィラメント押出方式および電気めっきといった次世代金属3Dプリント技術の可能性についても分析している。

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2017年8月11日金曜日

Microsoft 、3Dモデル共有サイト「 Remix 3D 」に新機能追加

米国ワシントン州発:Microsoft は現地時間 8 月 3 日、同社3Dモデル共有プラットフォーム「 Remix 3D 」に新機能を追加するアップデートを実施した。

今回のアップデートで同サイトに追加実装されたのは「パーツ」と「リミックス」タブ。「パーツ」タブでは表示されている3Dモデルを構成する各パーツを独立して表示し、欲しいパーツのみダウンロードしたい時に便利な機能となっている。

「リミックス」タブは表示されているオリジナル3Dモデルに共有コミュニティメンバーがどのように再利用 / 追加 / 改変したかが一覧表示され、オリジナル作成者をはじめとする全てのユーザー名がクレジット表示される。「 Remix 3D 」サイトは同社の「 Windows 10 Creators Update 」で実装された「ペイント3D 」とシームレスに利用できる。

一方、同社はスマートフォンのカメラで撮影した画像をスキャンして3Dモデルを自動生成するモバイルアプリ開発を既に公表している。このアプリは Windows 10 Mobile の他 iPhone などマルチプラットフォームに対応予定だが、具体的なリリース時期は現時点では明らかにされていない。




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2017年8月5日土曜日

3Dプリントモデルで手術時間が約 25 % 短縮に

米国カリフォルニア州発:カリフォルニア大学サンディエゴ校( UCSD )の研究者グループはこのほど、9 - 16 歳の成長期の子供に多い股関節形成不全手術に3Dプリントモデルを使用した場合とそうでない場合との比較検証実験を行い、3Dプリントモデル使用で手術時間が約 25 % 短縮されることが分かったと機関誌 Journal of Children's Orthopaedics発表した。

実験を行ったのは Vidyadhar Upasani 博士ら同大学の生物工学研究者および Rady 子供病院の小児科医らのグループ。Upasani 博士らは 10 名の患者を二手に分け、5 人には3Dプリントモデルを使用した外科手術計画を立て、残り 5 人には従来通りの施術計画を立てた。またそれとは別に 2 名の外科医に 5 人の患者を従来通りの施術計画を立てさせた。その結果、3Dモデル使用の場合は従来手法を用いた 2 つの被験者群より 38 - 45 分手術時間が短縮され、これは手術 1回当たりの費用が最低でも約 2,700 米ドル軽減されることになるという。

大腿骨頭滑り症( SCFE )は毎年、米国の 11 歳の子供うち約 10 万人が罹患すると言われ、特に肥満児の増加に伴い年々その数は増加傾向にある。従来方法では執刀個所を様々な角度で X 線撮影して大腿骨末端部の矯正術を決定していたが、手術中の患部は直接目視できないため施術中も X 線撮影が必要で、 X 線被曝の問題がある。加えて時間がかかるうえ、患者に対してどのような手術になるか事前説明可能な、あるいは執刀医の確認のための物理模型もない。

3Dプリンター導入費用は約 2,200 米ドルだが、一度導入すれば手術 1 回につき約 10 ドルしかかからない。Upasani 博士によると検証結果に非常に気をよくした Rady 子供病院では既に3Dプリンター導入済みで、同博士によれば「3Dプリントモデルはとても役に立っており、今ではこれなくして手術計画は立てられない」。

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2017年7月29日土曜日

セラミック3Dプリントで次世代燃料電池を開発中

スペイン・カタルーニャ州発:カタルーニャエネルギー調査研究所( IREC )は現在進行中のプロジェクト「 Cell3Ditor 」で、セラミック3Dプリントによる次世代燃料電池の開発に取り組んでいる。

「 Cell3Ditor 」は環境に負荷をかけないセラミックス向けマルチマテリアル技術を援用して、固形酸化物形燃料電池( SOFC )を開発することが目的のプロジェクト。SOFC は現行の燃料電池では最も高温( 700 - 1000°C )で動作する。全て固形のセラミック素材でできており、発電効率も高い。

この技術の課題はセラミック素材の耐久性とコスト効率および 100 以上もの工程からなる複雑かつ時間のかかる製造法だが、同研究所ではセラミック3Dプリントが課題克服の切り札となるかもしれないと期待する。SOFC を現行方式で組み立てた場合、製造コストは約 480 万ユーロと見積もられ、これが SOFC 導入と多様な応用への足かせとなっている。3Dプリントで SOFC コンポーネントが製造できれば複雑な製造工程も劇的に単純化され、同時にコスト削減も達成可能となり、大量生産の道も開ける。

同研究所には市販の SLA 3Dプリンターを改造したセラミック専用3Dプリンターとして導入されている。この3Dプリンターはマルチマテリアル対応で、概算で5kW 出力の SOFC が 4 基同時に製造可能で、年間 1,000 基の製造も可能。最終製品コストは 1 基当たり約 500 ユーロ以下になる見込みで、これは標準的製造方式の 59 % 減になるという。

同プロジェクトは「燃料電池 / 水素電池合弁事業」を通じて EU の資金提供を受けており、セラミック3Dプリンター製造の 3DCeram をはじめ Hygear Fuel Cell Systems、Promethean Particles、Saan Energi などの欧州の先端企業とデンマーク工科大学、ラグナ大学などが参画している。

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2017年7月26日水曜日

3Dプリントフードで野菜嫌いの子どもも健康に

イタリア・プーリア州発:フォッジャ大学の研究者グループはこのほど、野菜嫌いの子どもたちに野菜を混ぜた食材を3Dプリントにより見た目を一変させることで食生活が改善されるか検証実験を行い、その結果を国際食品工学協会( ISFE )機関誌 Journal of Food Engineering 電子版に発表した。

実験は果物と野菜数種とをブレンドしたペーストをフード3Dプリンターで子どもたちの好きな生き物の形に変えて出力し、これを小学生の一団に試食してもらった。たとえばバナナ、白豆、キノコ、牛乳をブレンドした食材を3Dプリントでタコの形に成型したものを供した。

その結果、野菜や果実が3Dプリントフードになったことで子どもたちの反応もよく、同グループは今後はこのような3Dプリントフードが学校や家庭で一般的な食品になるかもしれないと期待する。

同グループ主幹の Carla Severini 氏の話「この3Dプリントフードの基盤は鉄、カルシウム、ビタミンD を含む原材料で、子どもは見向きもしないが、タコの形になると話は変わってくる」。

また同グループは魚類やカリフラワーでも同様の検証を行いたいとし、将来的にはタンパク質の宝庫でありながら西洋ではなかなか食卓に上がらなかった昆虫ベースの3Dプリントフードの開発にも乗り出したい考えだ。

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参照元記事2.

2017年7月23日日曜日

3Dプリント製品強度を 275 % 高める画期的新技術を開発

米国テキサス州発:テキサス A & M 大学工学部はこのほど、カーボンナノチューブ( CNTs )とマイクロ波を使用して3Dプリント製品強度を飛躍的に高める新技術を開発したと発表した。

この新技術を開発したのは同大学材料科学 / 工学科博士課程に在籍する Brandon Sweeney 氏と、指導教官の Micah Green 准教授。両氏によると、特に FDM 型3Dプリンターで出力した製品には各層理面の剥落による損壊のために試作品製造用途に留まる場合が多いことから、同方式でプリントアウトした製品強度を実用に耐えられるレベルにまで高める技術の開発の必要性を感じたことが開発の動機だと述べている。

今回 Sweeney 氏らが開発した新方式は、熱可塑性ポリマー表面にカーボンナノチューブのコーティングを施し、プリントアウト時にマイクロ波照射により加熱することで溶着させるというもの。溶着工程で加熱されるのは樹脂のカーボンナノチューブのコート面のみで、TIG 溶接のような感覚で点溶接ができるという。

同氏らは現在、開発した新技術の特許を申請中で、既に地元企業にライセンス供与している。この方式の利点は3Dプリントとマイクロ波溶接とが同時に行えることで、破壊強度も従来の 275 % 増という飛躍的向上を達成したという。

今回の研究成果は Science Advances 電子版最新号に掲載されている。




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2017年7月16日日曜日

ISS 設置の3Dプリンターが高耐久 / 高耐熱素材対応に

米国発:Made In Space, Inc. はこのほど、国際宇宙ステーション( ISS )に同社が運搬設置した AM 設備( AMF )3Dプリンターが高耐熱性能に優れるポリエチレンイミン / ポリカーボネート( PEI / PC )素材でのプリントを開始したと公表した。

PEI / PC は航空宇宙用途に多用されているポリマー素材で、今後は ISS 内で高耐久性が要求される部品製造も可能になる。Made In Space 製の AMF でこれまで対応していたのは ABS および GreenPE 素材で、今回の PEI / PC の追加対応により、取り扱い可能な素材は 3 種類となった。PEI / PC の引っ張り強さは ABS のほぼ 3 倍あり、人工衛星の外装材や旅客機客室、医療分野に使用されている。同社が ISS に設置した AMF の最大造形サイズは 140 x 100 x 100 mm、解像度は0.1 - 0.44mm、垂直解像度は最大 75 μm 。

同社によると、PEI / PC 素材を現在開発中の「 Archinaut Development Program 」でも使用可能にすることも視野に入れている。同プロジェクトは3Dプリンターと数基のロボットアームとを組み合わせた組立自動化システムで、船外 / 船内活動用補修部品をはじめ、衛星の組立までも一貫して実行できるようにすることも可能だという。

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2017年7月14日金曜日

UL が3Dプリンターの排出物規制を提言

米国イリノイ州発:米国製品安全規格会社 UL( Underwriters Laboratories Inc. )は3Dプリンターの排出物について、業界全体で評価規制に取り組むべきとのプレスリリースを出した。

UL は 2 月にジョージア州アトランタ市内で開催された「3Dプリンティング安全学サミット」において、3Dプリンターが揮発性有機化合物( VOC )や超微粒子の発生源になり得ることを指摘。また 2 年におよぶ調査の結果、3Dプリンターを締め切った室内で稼働させた場合、室内空気汚染の恐れがあり、長期的には慢性疾患を引き起こしかねないとの結論に達した。

UL 化学研究イニシアティブ、ジョージア工科大学、エモリー大学ロリンズ保健大学院が共同で行った調査によると、FDM / FFF 型3Dプリンターに使用される PLA や ABS 樹脂フィラメントは共にほぼ同量の超微粒子を発生させ、スチレンやラクチドなど約 50 種の VOC が検出されたという。これらの排出物はただちに人体に影響を及ぼすものではないが、専門家たちは造形室の密閉やフィルター設置、換気など排出物に直接人体を晒さない工夫が必要だとしている。

UL 側は今後も3Dプリンターの排出物の毒性について調査を継続し、安全な3Dプリンター製品評価のための指針開発を支援する計画だ。

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2017年7月8日土曜日

3Dレーザースキャンで植物と人間神経細胞の成長プロセスの類似性が明らかに

米国カリフォルニア州発:ソーク研究所の研究者チームはこのほど、3Dレーザースキャンデータ解析の結果、人間の神経細胞と植物の新芽の成長プロセスが類似していることを発見したと発表した。

同チームの統合生物学科 Saket Navlakha 助教によると、自然界における植物の形状決定には苛酷な自然環境などに対処するといった要因がある一方で、その成長過程にはある決まったパターンがあるのではないかと考えたことからスタートしたプロジェクトだという。同助教らは高精度3Dレーザースキャナーを使用してサトウモロコシ、トマト、タバコの 3 種の植物を種子から育て、実際の自然条件と同様に照度や照明時間や温度を変えたりして約 1 か月、それぞれ3Dレーザースキャンで計測して数値化したものを解析した。

その結果、分離可能性、自己相似性、ガウス密度関数的分布の3要素があることがわかった。同チームの 1 人で分子神経生物学者 Charles Stevens 氏によると、この3要素は人間の神経細胞の発達と分化の過程とも共通するという。同氏の話「神経細胞の樹状突起と植物の新芽の成長には驚くほどの類似性が見られ、これには何か根本的理由があるはずだ。おそらく両者は共に干渉しないていどに疎らだが可能な限り自分の領域を覆い尽くそうとする働きがあるのではないか」。

今回の研究成果は専門誌 Current Biology 電子版上で公開されている。

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2017年7月3日月曜日

ケベック州、医療向け3Dプリントセンター設立へ

カナダ・ケベック州発:ケベック州政府はこのほど、総額約 300 万カナダドルを投下して、同国初の州立医療向け3Dプリントセンターを州都ケベック・シティに設立する計画を発表した。

ケベック州地方紙の報道によると、この医療向け3Dプリントセンターは同州産業研究センター( CRIQ )とラヴァル大学ケベック医療センター( CHUQ )との協業で実現した。今回の設置計画は医療用機器や医療技術向上とともに、医療分野における3Dプリントのメリットをケベック州民に提供するのが目的。

ケベックシティでは現在、2 台の医療用3Dプリンターが稼働中で、顎癌患者の再建用金属インプラントの作成などに使用されている。今回の設置計画は同州の研究イノベーション戦略の一環。協業提携する CRIQ は 5 年ほど前から3Dプリント技術の持つ将来性に着目し、CEO の Denis Hardy 氏はこの医療向け3Dプリントセンターによって同州の医療ネットワークの自律性および医療分野における科学技術の進歩の恩恵の数々にあずかれるようになると期待を込めている。

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2017年7月1日土曜日

超音波で高速出力可能な3Dプリンターの概念モデルを公開

リトアニア発:ヴィリニュス市に本拠を置く各種認証システム向けアルゴリズムおよびソフトウェア開発の Neurotechnology 研究者グループはこのほど、超音波で物質分子じたいを動かして高速出力する「超音波3Dプリンター」概念モデルの試作機を発表した。

プロジェクト主幹の Osvaldas Putkis 博士によると、原理は造形スペースを取り囲むように配置された超音波変換器を制御して「圧力プロファイル」を作り、数 µm 単位で向きを変えたり回転させたりするという。現時点では PCB 基板に小型コンデンサーなどを機械的接触なしで動かした後にレーザー溶着することくらいしかできないが、この新技術は液体状態の対象物でも応用可能だとし、この場合、液体樹脂から短時間で最終生産物が作成できることを意味している。

Putkis 博士によると機械的接触ゼロで所定の位置まで精確に移動させたり回転させたりが可能なので、静電気に極めて敏感な極小電子部品の製造にも最適な点も挙げている。同社はこの「超音波3Dプリント」技術の特許を申請中だ。





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2017年6月25日日曜日

ピッツバーグ大学が船舶用金属パウダー新素材を開発中

米国ペンシルベニア州発:ピッツバーグ大学工学部スワンソン校の研究者グループはこのほど、米国海軍研究所( ONR )から船舶建造用の次世代金属3Dプリント用金属素材開発資金として 449,000 米ドルの提供を受けた。ONR による開発資金提供は今後 3 年間続く。

今回、資金提供を受けたのは同校機械工学 / 材料科学科助教 Wei Xiong 氏らの開発グループ。同グループで開発中の3Dプリント用金属パウダー素材は高剛性低合金( HSLA )素材で、3Dプリント用として初の HSLA パウダーだという。

この金属新素材は損傷を受けた船舶の洋上補修に最適だと Xiong 氏。「船内に金属加工用 AM 装置を設置しておけば、理屈の上では帰港せずに航行中に補修することができる」。開発中の船舶用金属パウダー素材は、特に耐腐食性能の極めて高いことが要求される。

同時に、航行中の補修に乗員が使用するための専用ツールキット開発も進行中だが、こちらのほうは詳細は明らかにされていない。

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2017年6月17日土曜日

RICOH JAPAN が独 EnvisionTEC 3Dプリンター製品等の国内販売を開始

日本発:RICOH JAPAN Corp. はこのほど、独3Dプリンターベンダー大手 EnvisionTEC GmbH と同社製品の日本国内における販売代理店契約を締結したと発表した。

発表によると RICOH JAPAN は今年後半にも EnvisionTEC の産業用3Dプリンターをはじめ、研修プログラムやサポートなど関連サービスも合わせて提供する。RICOH JAPAN が EnvisionTEC 製品の国内販売に乗り出す決め手となったのは、Envision の持つ DLP および 3SP 特許技術搭載の3Dプリンターによる精確で仕上げ精度の高い製品出力能力だという。 EnvisionTEC は今年に入り同社主力製品「 Prefectory 」第 4 世代ラインを発表している。

RICOH JAPAN は長年に渡り金型や試作品製造で3Dプリンターを使用してきた実績があり、EnvisionTEC 側は RICOH の持つ代理店ネットワークをアジア地域での販売強化に役立てられる利点がある。一方で RICOH JAPAN は 2015 年、同社初となる SLS 3Dプリンター「 RICOH AM S5500P 」を市場に投入し、同製品は既に Daimler や CRP Group などの企業が納品している。

RICOH JAPAN が国内販売する EnvisionTEC 製品は今月 21 - 23 日に東京ビッグサイトで開催される「日本ものづくりワールド / 第 28 回 設計・製造ソリューション展( DMS )」に出品される。

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2017年6月14日水曜日

HP、中国を含むアジア太平洋地域での3Dプリントソリューション販売拡大へ

中国・上海市発:HP Inc. ( NYSE:HPQ )はこのほど、中国企業 2 社と販売代理店契約を締結し、中国本土や韓国、日本を含む東アジア地域での3Dプリントソリューション販売拡大を表明した。

今回、同社と代理店契約を結んだのは浙江省杭州市に本拠を置く3Dプリンターベンダー Shining 3D ePrint Tech Co. Ltd. と山東省青島市に本拠を置く同国大手3Dプリントソリューションプロバイダー Infinite 3D Printing の 2 社。Shining 3D ePrint はアジア、北米 / 南米、欧州、中東地域約 70 数か国に 1 万人以上の顧客を抱える大手ベンダーで、今後は HP の Jet fusion 技術搭載機および関連ソリューションシステムを同社が中国国内に持つ 50 以上の販売拠点で取り扱う。

また HP はこの 2 社のネットワークを軸に中国国内だけでなく韓国、日本、シンガポール、オーストラリア各国でも商用ソリューションおよび再販プログラム強化に乗り出す計画だ。同時に HP は北京市、杭州市、青島市、上海市、蘇州市、台北市、東京都、シンガポール市、メルボルン市などに3Dプリントレファレンス / 体験センターも設立する計画だ。

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2017年6月9日金曜日

Formlabs、同社初のSLS 3Dプリンター「 Fuse 1 」を発表

米国マサチューセッツ州発:Formlabs はこのほど、同社初となるベンチトップ SLS 3Dプリンター「 Fuse 1 」と生産自動化ソリューション「 Form Cell 」を発表した。

「 Fuse 1 」の最大造形容積は 165 x 165 x 320 mm で、使用素材は粉体ナイロン( PA 11 / 12 )で、同社によるとナイロン素材は軽量、低コストで耐熱性能 / 引張強度にも優れており、パウダー素材中で造形するためサポート材も不要、また使用済み素材のうち最大 50 % が再利用可能な省資源設計。レーザー光源は波長 1,064 nm、レーザー焦点サイズ 200 µm( FWHM )、出力 10 W。本体のみの販売予定価格は 9,999 米ドルで、クリーニングシステムなどのセット販売価格は 19,999 米ドル。

同時発表された「 Form Cell 」は同社の SLA 3Dプリンター「 Form 2 」と自動洗浄装置「 Form Wash 」、産業ロボットガントリーシステムおよび遠隔監視システムを統合した生産自動化ソリューション。また新開発の自動生産支援ソフトウェアにより、3Dプリント自動スケジューリング、プリントエラー検出、遠隔工程管理およびパーツ / シリアルナンバーの自動付与などの同一工程の繰り返しプロセスから手作業を徹底的に排除したとしている。

現在「 Fuse 1 」および「 Form Cell 」は企業顧客を対象とした製品テスト中で、テスターには Google も含まれている。

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2017年6月5日月曜日

「バイオニックスキン」デバイスへの応用も可能な新3Dプリント技術を開発

米国ミネソタ州発:ミネソタ大学の研究者グループは非平面上にプリント基板を含む3Dプリント製品を作成する新技術を開発し、専門誌 Advanced Materials 電子版に発表した。

開発したのは同大学機械工学部准教授 Michael McAlpine 氏らのグループ。同氏によると、この技術が実用化されれば外科手術ロボットの触覚センサーや人工装具に埋め込んで装具のつけ心地の改善に役立てたり、人体に直接埋め込むウェアラブルセンサー / デバイスへの応用も可能だとしている。手術ロボットへの応用では、ロボットの「触覚」を執刀医にリアルタイムでフィートバックし、内視鏡ファイバーカメラを使用する方法では不可能だった施術も可能になるという。

同グループはまず多機能3Dプリンターの開発から始めた。これは 4 基のノズルヘッドからベースとなるシリコン層、回路層、加圧センサー、サポート層を特殊インクで積層して造形するというもの。従来、電子部品の製造にはクリーンルームや大規模な設備が必要だったが、この方式なら大幅なコストダウンも図れる。多機能3Dプリンターおよび特殊インクの開発には 2 年かかったという。McAlpine 氏は 2013 年、ナノマテリアルと導電素材とを組み合わせて人工耳を3Dプリント作成したことで国際的に評価されている。

McAlpine 氏の話「このような『バイオニックスキン』は外科手術ロボット用途に限らず、歩行性能や周囲の環境に適合した動作の向上にも役に立つだろう」。

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2017年5月26日金曜日

3D CAD ファイルに「盗用」を防ぐ埋め込み技術を開発

米国ニューヨーク州発:現在の積層造形技術( AM )は多くのインターネット上のクラウドリソースやクラウドベースソフトウェアに強く依存している。ニューヨーク大学工学部タンドン校准教授 Nikhil Gupta 氏ら 3 名のグループはこのほど、3D CAD ファイルに意図的に仕込んだ欠陥によって知的財産の「盗用」を防ぐ技術を開発したと専門誌 Materials & Design 電子版に発表した。

Gupta 氏のグループによると、3D CAD ファイルを3Dプリンターに送る際に使用される一般的な stl ファイルに格納される解像度やスライス制御、造形ベッド作動方向などの制御情報を一部加工し、本来のパラメーター以外の不正な条件下でプリントを試みた場合にのみ完成品に欠陥が出現する、というもの。この加工の施された stl ファイルを第三者が不正に取得してプリントにしようした場合、埋め込まれた「欠陥」の情報がそのままプリントアウトされるという。同グループは正当なパラメーター設定の3Dプリンターでプリントアウトして出力したキューブ形状のオブジェクトと、パラメーター設定のない3Dプリンターで出力したオブジェクトを検証した結果、後者の場合は本来充填されているはずのオブジェクト内部に穴が開いた状態でプリントアウトされた。

Gupta 氏の話「ファイルやクラウドリソースの保護には暗号化技術やパスワード保護といったサイバーセキュリティ技術が使用可能だが、CAD ファイル自体を盗まれたらどうしようもない。今回開発した新手法は流出した CAD ファイルの高精度プリントアウトを困難にするもので、これは大きなアドバンテージとなるはずだ」。

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2017年5月17日水曜日

ルーマニアの大学が3Dプリントで航空機エンジンを試作

ルーマニア・ブラショヴ県発:トランシルヴァニア大学の研究者がこのほど、世界で初めてとなるほぼ全てが3Dプリント製の航空機用エンジン試作に成功した。

この研究者は同大学の Valentin Stamate 氏。試作したエンジンは 2 ストロークサイクル( 容積 10 cm³ )で、回転数は 10,000 / rpm。使用したのは粉末焼結積層造形方式( SLS / SLM )の金属3Dプリンターで、鉄、アルミ、青銅 / 鉄パウダーを使用してほとんどのパーツを3Dプリントで製作した。3Dプリントで製作できなかったのはプロペラおよびプロペラヘッド、スパークプラグ、軸受、ネジ / ナットなど。試作にかかった費用は 20,000 ユーロで、全額を同大学が負担した。 Stamate 氏は 2 年前に教職を辞して、現在は3Dプリントエンジンの研究開発に専念している。

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2017年5月10日水曜日

EnvisionTEC、DLP 3Dプリンター「 Perfectory 」第 4 世代と純正素材新製品を発表

独ノルトライン=ヴェストファーレン州発:産業用ハイエンド3Dプリンターベンダー EnvisionTEC GMBH は同社主力 DLP 3Dプリンター「 Perfactory 」ファミリー第 4 世代 9 製品および純正樹脂素材 7 製品を、米国ペンシルベニア州ピッツバーグで開催の「 RAPID+TCT show [ 5 月 8- 11 日 ]」で発表した。

「 Perfactory 」ファミリー第 4 世代は顧客の要望を製品開発に反映させてきた同社の集大成とも言える製品群で、開発に 1 年以上を要したという。新開発の「 ウルトラハイパフォーマンス( UHP ) 」LED ランプ搭載により、時間当たり平均運用コストはわずか 0.50 米ドル( 高圧水銀光源搭載の旧モデルは 2.50 米ドル )、連続使用時間は約 1 万時間。標準モデルの「 Perfactory 4 Standard LED 」は最大造形サイズ 192 x 180 x 230 mm、XY 軸精度は 100 µm。

同社は同時に、純正樹脂素材 7 製品も発表した。内訳は耐熱特性に優れるシアン酸エステル樹脂「 E-CE 」など産業向け 3 製品と、同社バイオ3Dプリンター「 3D-Bioplotter® 」向け純正素材「 3D-Bioplotter PCL 45K RG 」を含む 4 製品で、「 PCL 45K RG 」は特に再生医療に適しているという。

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2017年5月6日土曜日

視覚障がいの子供が楽しめるチェスセットを3Dプリントで製作

アルゼンチン・コルドバ州発:ビヤ・マリア市の公営教育文化センター「 Tecnoteca 」所属の有志らがこのほど、3Dプリントで視覚障がい者のためのチェス盤を製作して寄贈した。

同センター所長 Ariel Vottero 氏によると、同市からトイレに貼るための点字ポスター製作を依頼されたのがきっかけ。このとき3Dプリントの持つ可能性に気付かされたという。視覚障がいを持つ子供たちの通う教育機関から、子供たちが地元のチェスクラブに参加したい旨の相談を受けた時、Vottero 氏は3Dプリントでチェス盤を製作することを思いついた。

チェス盤製作には設計担当の Emmanuel Allasia 氏のほか地元の小学生 2 人も加わった 4 名のチームで当たり、約 1 か月かけて完成させた。完成した3Dプリントチェス盤は盤面タイルに凹凸が付けられ、駒の形状も一方は鋭角に、もう一方は丸みを持たせたデザインで触ってすぐにわかるように工夫してあり、ペグで盤面に差し込んで対局する。盤を取り囲む縁には各列を教える点字も用意されている。この素晴らしい特製チェスセットが寄贈された教育機関では、さっそく生徒にチェスを教えるために活用するとしている。

Tecnoteca は現在、音声モジュールと組み合わせてコンピューター科学とロボティクスを同時に学べる知育玩具の3Dプリント製作に取り組んでいる。

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2017年5月1日月曜日

バイオ3Dプリントで人工膵臓を作成する研究が進行中

米国マサチューセッツ州発:ボストン大学の学生や研究生グループは現在、バイオ3Dプリントによる人工膵臓の実用化に向けた研究に取り組んでいる。

同大学で生体工学を専攻する Thomas Hays 氏ら学生と研究生 3 名のグループは、患者自身の幹細胞からバイオ3Dプリントで膵臓を作成し、それを患者に移植する研究を行っている。Hays 氏によると、現時点でバイオ3Dプリントできるのは軟骨や皮膚などの血管系の少ない組織のみで、血管が張り巡らされた臓器がこの技術で作成でき、臨床試験等をクリアして患者に移植可能になるには早くてあと 10 年はかかるというが、もし実用化されれば「1型糖尿病」患者には朗報となるだろうと言う。

Hays 氏は今年の秋から、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校に転じて研究を続ける予定だ。

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2017年4月27日木曜日

Desktop Metal、世界初の低価格デスクトップ金属3Dプリンター「 DM Studio System 」を発表

米国マサチューセッツ州発:3Dプリンタースタートアップ Desktop Metal, Inc. は現地時間 4 月 25 日、オフィス環境完全準拠の安全かつ高速な世界初のデスクトップ金属3Dプリンター「 DM Studio System 」と大量生産向け大型製品「 DM Production System 」2製品を発表した。

「 DM Studio System 」は従来製品のような有害な粉末粒子やレーザー、カッター等を一切使用せず、新開発の専用カートリッジから一般的な FDM ライクに金属配合素材を押し出して造形する同社特許技術「溶着金属堆積( BMD )」を搭載、同一形状製品の正確な繰り返し製造ができるとしている。焼結機構をプリンター本体と切り離したセパレート型にすることで安全性と低コスト化を実現している( 焼結温度は最高約 1,500 ° C )。価格も従来製品より 10 分の 1 ほどの 120,000 米ドル( 3Dプリンター本体とマイクロ波強化焼結炉のセット )から。最大造形エリアは 300 x 200 x 200 mm、プリント速度は 16 ³cm /h、層間解像度は 50 μm。クラウドベースソフトウェアとタッチパネル搭載で、3D CAD からプリントまでシームレスに行えるため、金属造形に関する専門知識がなくても操作できる。

同社設立者の 1 人で現 CEO Ric Fulop 氏の話「従来の金属3Dプリント技術はもっぱら産業現場の技術で、言わば 1970 年代のパンチカード式コンピューターのようなもの。金属3Dプリントは高コスト、加工の遅さ、有害な素材などで生産現場のニーズに応えられずにいたが、材料科学、機械工学分野の世界最高の頭脳を擁する弊社は複雑な形状でも高強度の金属製品を安全に生産可能にする金属3Dプリント技術開発により、従来の障壁を克服した」。

「 DM Production System 」は BMD と同様に同社の特許技術「シングルパスジェット( SPJ )」により、従来の直接金属焼結( DMLS )方式と比べて最大約 100 倍もの高速化を実現しているという。想定販売価格は 360,000 米ドル。

「 DM Studio System 」の先行予約は 5 月から開始、出荷開始時期は 9 月ごろを見込む。「 DM Production System 」も同様に先行予約は 5 月から受け付けるが、出荷時期は来年になる見通しだ。

同社は 2015 年に設立され、既にその斬新な発想による新技術に期待する IT ベンチャーキャピタルや業界( GV、BMW Group、GE、Lowe’s、NEA、Stratasys )などから総額 9,700 万ドルの出資を受けている。

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2017年4月20日木曜日

独研究者が市販3Dプリンターでガラスオブジェクトが作れる新技術を発表

ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州発:カールスルーエ工科大学( KIT )の研究者 Bastian Rapp 氏らのグループはこのほど、市販の光造形方式( SLA )3Dプリンターで高精細なガラスオブジェクトが制作できる新技術を開発したと 4 月 19 日付 Nature 電子版上に発表した。

同グループが開発した手法は、直径 40 nm の二酸化ケイ素微粒子を溶解した有機化合物からなる光硬化ナノコンポジット素材を使用し、通常の SLA 方式でプリントアウトする。その後熱処理にかけて不要な樹脂を溶かし、残ったガラスを溶融させて造形するというもので、高強度の透明ガラスオブジェクトが製作可能だという。同グループは城門、ハニカム、プレッツェル形のシリカガラスオブジェクトを試作。試作品は約 800 °C まで耐えられるとしている。解像度については、高解像度タイプのハイエンド3Dプリンターを使用すればさらに向上できる。

透明ガラス素材のメリットは耐久性や絶縁、断熱性に優れるなどが挙げられるが、最大のメリットは光透過性にある。Rapp 氏は、どんなに高級なプラスチックレンズでもガラスレンズの比ではなく、これが最新型であってもスマートフォン内蔵カメラがガラスレンズを採用する一般的なカメラに性能面で劣る理由だと話す。同氏はこの新技術が普及すれば従来製造できなかった精密なガラス部品が生産可能になり、レンズだけでなく宝飾、マイクロプロセッサー用微細部品への応用も可能になるとしている。

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2017年4月15日土曜日

3Dプリントチョコレートモデルのスタートアップ、La Miam Factory

ベルギー・ナミュール州発:革新的な食の提供を目指す会社 Smart Gastronomy Lab のスピンオフとして 2016 年に設立された La Miam Factory は現在、ユニークな3Dプリントチョコレートモデル作りに取り組んでいる。

直近では、地ビール醸造の Bertinchamps から委託された今年のイースターエッグハント賞品用の3Dプリントチョコレートモデルがある。ビール瓶型で、層厚 0.2 mm の3Dプリント製。同社ではチョコレート出力専用の3Dプリンターを所有しており、このビール瓶型チョコレートモデルを 3 時間以内でプリントした。プリントに使われたチョコレートの全長は 24.6 m。

同社では企業や個人を対象に、3Dプリンターおよび3Dレーザーカッター等を使用して様々なカスタマイズチョコレートをオーダーできる。対応するチョコレートはダーク、ミルク、ホワイトの 3 種類。3Dプリントチョコレートモデルの他に、レーザーカッティングでカスタマイズしたマカロンも受け付けている。

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2017年4月12日水曜日

電気も水も全て賄う夢の移動式3Dプリント住宅の先行予約を受け付け

ウクライナ発:3Dプリント住宅スタートアップ PassivDom は環境に優しい移動可能なスマートハウスの先行予約をウクライナ国内および米国在住者向けに受け付けている。

このスマートハウスは同社工場で各部材ごとに3Dプリントで製作され、建築現場で組み立てるモジュラー方式で、屋根一体式の太陽発電パネルで自家発電する一方、空気中の水分から水を抽出する装置も組み込まれた完全な自給自足型住宅。同社によれば、ウクライナおよび米カリフォルニア州にあるハイテク工場の 7 軸制御3Dプリントロボットが床、屋根、20cm 厚の壁材を炭素繊維、ポリウレタン、玄武岩繊維、グラスファイバーなどの建材から出力して建造。配管、配線など内装工事および窓など建具取り付けはハウス組み立て後に実施するが、それでも約 1 日で購入者に引き渡しできるという。住宅自体は約 8 時間でプリントできる。また用途目的に応じて建物の大きさやユーティリティなどの細かなカスタマイズも可能。

同社 CEO Max Gerbut 氏は、この3Dプリントハウスは送電網に接続する必要のない完全自家発電、水も作り出す自給自足型で移動もできる住宅なので、世界中どこでも建築可能と話し、先行予約分は今年後半にも納入される予定。

この革命的な3Dプリントスマートハウスの最低価格は 32,000 米ドルから。

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2017年4月8日土曜日

McLaren-Honda が F1 GP に Stratasys の3Dプリンターを持ち込んで参戦

英国サリー州発:英 F1 チーム McLaren-Honda は今月 14 日開催の「 F1 バーレーン GP 」のピットに米 Stratasys, Ltd. ( NASDAQ:SSYS )製 FDM 3Dプリンターを持ち込み、レース現場でマシンパーツデザインの微調整を実施すると発表した。

同チームは Stratasys と技術提携し、先月デビューしたばかりの新型 F1 マシン「 MCL32 」用パーツの試作およびレース現場での微調整を行う。同チームはすでに Stratasys の業務用 FDM3Dプリンター「 Fortus 450mc Production 」や「 Stratasys J750 」を使用して油圧管ブラケット、リアウイング、無線ハーネス結束ブーツ、ブレーキ冷却ダクトなどのパーツを炭素繊維強化ナイロンフィラメント( FDM® Nylon 12CF )など Stratasys 純正素材でプリントアウトしており、各3Dプリントパーツは実戦に使用する「 MCL32 」マシンに搭載される。またステアリングデザインの試作品も3Dプリントしている。

3Dプリントを使用するメリットとして、マシン軽量化と短時間でのパーツ出力が可能になる点が挙げられる。たとえば油圧管ブラケットの場合、従来製法では約 2 週間かかっていたが、3Dプリントではわずか 4 時間しかかからない。McLaren-Honda は 14 日の GP には Stratasys の FDM 3Dプリンター「 uPrint SE Plus 」を持ち込んで参戦する。

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2017年4月4日火曜日

PostProcess Technologies が3Dプリント表面仕上げ専用機「 DECI Rectangular 」を発表

米国ニューヨーク州発:3Dプリント後処理の自動化ソリューションを専門に手がける PostProcess Technologies LLC( バッファロー市 ) はこのほど、3Dプリント表面仕上げ工程( SF )専用機「 DECI Rectangular 」を発表した。

「 DECI Rectangular 」は同社の「 MICRO Circular / MILLI Rectangular 」に次ぐ SF 専用機で、シリーズ中最も大型の製品。特許技術の撹拌アルゴリズム搭載で、素材の種類にかかわらずどんな AM 加工製品の表面仕上げ処理にも対応する。大量生産向けや、複雑な形状を持つ大型製品用途にも使用できる。独立デュアルチャンバー方式を採用し、同時に異なる消耗製品を使用しての SF 処理を独立実行させるのも可能。

同機のオートメーション技術は独 Beckhoff Automation GmbH から提供を受けている。同社によるとこの Beckhoff Automation 技術の採用によりリアルタイムデータ取得による自動運転とカラータッチパネルによる全工程のワンタッチ操作が実現できたとしている。システム拡張も可能で、最大4コアまでの Intel Atom に対応する。

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2017年3月29日水曜日

英研究者グループが高速 / 省エネのレーザー焼結3Dプリント新技術を開発

英国サウスヨークシャー州発:シェフィールド大学電子電気工学科および機械工学科の「先端 AM 研究センター( AdAM )」所属研究者グループはこのほど、SLS などのレーザー焼結3Dプリントの高速化を実現させる新技術「ダイオードエリア焼結( DAM )」を開発した。

同グループが開発したのは、半導体レーザー( レーザーダイオード、LD )を広範囲にパウダーベッド上に複数照射して効率的に積層造形するというもの。DAM 方式のメリットとしてプリント高速化の他、レーザーのオン / オフを行いながらプリントするためエネルギー効率も高いことが挙げられる。

LD は低出力で不安定のため、レーザー焼結3Dプリント用途には不向きだというのがこれまでの常識だったが、現行のレーザー焼結方式にはレーザー反射機構の介在が高速化を阻んでいた。同グループによると、波長 808 nm LD を複数配置することで 1,400 ℃ 超の溶融点を数ミリ秒で発生させることでこの問題を克服したという。DAM プロセスによる3Dプリント実験では、17-4 PH ステンレス鋼の稠密な部品製造に成功している。同グループはレーザー相互作用の検証を進めるとともに、光硬化樹脂など非金属の幅広い素材にオールインワンで対応可能な新型3Dプリンター開発も視野に入れる。

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2017年3月25日土曜日

世界初のバクテリア3Dプリント技術を蘭研究者グループが開発

オランダ南ホラント州発:デルフト工科大学( TU Delft )研究者グループはこのほど、改造した市販の3Dプリンターでバクテリア利用による新素材生成技術を世界で初めて開発したと発表した。同グループは4 月 3 - 6 日に英エジンバラで開催される微生物学会年次総会でこの研究報告を行う。

発表によると、ある種のバクテリアは酸化グラフェン( GO )シート上に置かれるとグラフェンの性質を残した還元型酸化グラフェン( rGO )を生成するという。通常、rGO 生成するには超高温や強力な化学反応などの厳しい条件が必要になるが、バクテリア3Dプリント技術なら一般に市販されている3Dプリンターを改造するだけで生成でき、環境負荷も低く、そして何よりも非常に低コストで生成可能なメリットがあるとしている。

概念実証デモでは海藻から生成されたゲルと大腸菌の混合物を3Dプリンターでカルシウムイオンを含む物質上に出力するとバクテリアが定着し、幅 1 mm 層でプリント可能状態となったという。

研究者グループの 1 人 Anne Meyer 博士の話「従来のバクテリア利用法は抗生物質のような化学物質生成に留まっており、バクテリアから新素材を作るということはまったく新しい経験。我々もゼロから手探りで研究を進めてきた。バクテリアを使用する利点は低コストで簡単、環境に優しいということに尽きる。専門知識も不要で、ただバクテリアを出発物質となる素材に混ぜるだけで、翌日にはもう完成している。有害廃棄物も一切排出されない」。

同グループがこのバクテリア3Dプリント技術で次に目指すのは、月表面の塵から新素材を生成すること。現在、人工的に作成した月表土で珪土からシリコンの生成と、酸化鉄から鉄の生成に取り組んでいる。

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2017年3月22日水曜日

Prodways が歯科技工用3Dプリンター「 ProMaker LD 」3 製品を発表

フランス発:仏エンジニアリング会社 Groupe Gorgé 傘下の Prodways は最新歯科技工用3Dプリンター「 ProMaker LD 」を現在独ケルン市内で開催中の「ケルン国際デンタルショー 2017( IDS 2017 )」で発表した。

「 ProMaker LD 」は製品から構成され、いずれも同社の特許技術の移動式画像投影システム「 MOVINGLight 」を搭載。歯型など精巧な歯科製品を高速 / 大量に製造することができる。実効解像度はピクセル当たり 42µm、最大時間当たり 38 個の歯列弓を出力可能だが、従来製品より小型化を実現させており、接地面積はわずか 0.8 m² 。造形面積も 165 mm x 150 mm から 450 mm x 445 mm までの可変交換式で用途に応じて使い分けができる。タッチパネル搭載で操作性も改善されている。

「 ProMaker LD 」シリーズ 3 製品
「 ProMaker LD-10 」、「 ProMaker LD-20 」:本体外寸 750 x 1,080 x 1,780 mm
最大造形容量:300 x 445 x 200 mm
層間解像度:25 - 100 µm
最大造形能力( 歯列弓 ):[ LD-10 ]20、[ LD-20 ]30 / h
「 ProMaker LD-45 」:本体外寸 900 x 1,080 x 1,780 mm
最大造形容量:450 x 445 x 200 mm
層間解像度:25 - 100 µm
最大造形能力( 歯列弓 ):38

Prodways は 2013年 5 月に Groupe Gorgé に買収され、子会社化されている。

IDS 2017 の会期は 3 月 21 - 25 日まで( Prodways 展示ブースは L029 in Hall 4.2 )

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2017年3月20日月曜日

公立学校教育に急速に普及する3Dプリント

英国発:ここ数年、英国各地の小中学校で3Dプリンター導入の動きが加速している。その多くは 500 - 1,000 英ポンドのエントリーモデルを導入し、3Dプリント関連企業側も3Dプリント教育プログラムを無償提供するなどして教育界を後押ししている。

その 1 つが「 Create Education Project 」で、もとはオランダの3Dプリンターベンダー Ultimaker B.V. によって設立された。現在は独立組織として活動し、英国各地の小中学校に講師を派遣して教職員へのレクチャーや講座運営企画等を指南する一方、ランカスター市内の女子中学生を対象としたモノ作りコンテストも開催する。このコンテストでは実際に教育現場で使用する動物細胞の3Dモデル設計 / 3Dプリント能力を競う。

英国で唯一国産3Dプリンターを生産する Renishaw plc( LSE:RSW )もカーディフ近郊にある同社工場で、地元の児童生徒を対象とするワークショップを定期的に開催。ワークショップスペースには 5 台の3Dプリンターが常備され、生徒はそこで3D CAD 作成からキーホルダーなどの小物製作までを学ぶ一方、同社の産業用3Dプリンターが歯型や顔面インプラントなどを実際にプリントする現場を見てもらい、ワークショップで学んだ内容を体感する。

このような試みの成果が、たとえば 3 月にバーミンガム市内で開催された学生メイカーズコンペ「 Big Bang Fair 」にも現れている。チェシャー州の総合中等学校に通う男子生徒はプラスチック樹脂の3Dプリントおよび金属切削加工、電子回路基板まで実行可能な3Dプリンター / CNC ミル複合機を設計してエントリーし、またスコットランドのアバディーン市から参加したチームは光造形型3Dプリンターを開発して出場している。

NPO 法人 EngineeringUK 事務局長 Paul Jackson 氏は次のように述べる。「2009 年に初めてこのコンペを開催した時、3Dプリントのような実例を見せられることになるとは考えもしなかったし、このような劇的な変化が起こったのもほんの数年のことだ。若者がこのような最先端ツールを最大限活用する姿を見るのは最高だ」。

現実も同氏の言葉を裏付ける。同氏によれば教育省が学校教育現場への3Dプリント技術の試験導入を開始したのが 5 年前、参加校も 21 校のみだったが、現在は主流の教育ツールにまで成長を遂げているという。

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2017年3月19日日曜日

部屋を丸ごと3Dプリンター化する「 Hangprinter 」

スウェーデン発:個人メイカーの Torbjørn Ludvigsen 氏はこのほど、「部屋」空間を丸ごと3Dプリンター化するユニークな発想のデルタ型3Dプリンター「 Hangprinter 」の試作機を発表した。

「 Hangprinter 」はオープンソースの RepRap 3Dプリンターの 1 種。Spectra や Dyneema といった超高分子量ポリエチレン( UHPE )製の釣り糸を含めた3Dプリンター本体は全て一般に市販されている製品で構成され、天井、壁面、床に固定した滑車および釣り糸から成る動作部を PC で制御して成形する。

このようなタイプの大型造形用3Dプリンターは Ludvigsen 氏の「 Hangprinter 」が最初ではないが、同氏によれば3Dプリンター構成部品の調達費は 250 ドルほどで足りるとし、とにかく安価に組み立てられることが大きな特徴だという。オープンソースの RepRap なので自己複製や自由な改変もできる。

Ludvigsen 氏の話「はっきり言って、3Dプリントにはある程度の作業をこなしたあとで自爆プログラムが作動する2Dプリントと同じ轍を踏んで欲しくなかった。それを防ぐ最善の回避策はオープンソースで、自己複製可能な設計にすることだ。Hangprinter の部品のほとんどは複製可能で、しかも組み立てや複製が容易な仕様となっており、収入源にもなる。自分にとってオープンソースとは富と力をごく普通の家庭に分配すること。自分もそういう家庭に育った」。「 Hangprinter 」動作デモ動画で、同氏はランプシェードを試作している。

Ludvigsen 氏によれば、素材品質や解像度を向上させればもっと多様な製品、家具、完動部品を含む機械製造用途も可能になるかもしれないとしている。現在、同氏はクラウドファンディングサイト上で開発資金を募っている。




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2017年3月17日金曜日

Carbon が CLIP 3Dプリンターを複数台接続可能な「 SpeedCell 」システムをリリース

米国カリフォルニア州サンマテオ郡発:「 CLIP[ 連続的液体面結合製造方式 ] 」搭載3Dプリンター製造で知られる Carbon は現地時間 3 月 16 日、連続3Dプリントシステム「 SpeedCell ™ 」をリリースした。

同システムは同社の最新産業用3Dプリンター「 Carbon M2 」および初号機の「 Carbon M1 」、製品仕上げ洗浄のために新開発された「 Smart Part Washer 」で構成され、生産規模に応じてこのユニットを最適な台数分接続して使用することが可能だとしている( Carbon 3Dプリンターは選択可能 )。

「 Carbon M2 」の最大造形サイズは 191 x 117 x 325 mmで、初代「 Carbon M1 」と比べて大きさ / 製作数ともに約 2 倍の出力能力を持つ。解像度は初代機と同じ 75 µm。「 Smart Part Washer 」はネットワーク経由で「 Carbon M2 / M1 」と接続し、連速的な洗浄工程を自動実行し、複数台数の「 Carbon 」3Dプリンターと接続可能な仕様になっている。

「 SpeedCell 」は試作機製造に特化したデザイナー向けの「 Design SpeedCell 」と「 Carbon 」3Dプリンターを複数台数接続可能な「 Production SpeedCell 」の 2 種類が用意されている。

「 Carbon M2 」の購入は最低 3 年の年間契約に入る必要があり、この契約での価格は 1 台当たり 50,000 USD / 年。「 Carbon M1 」は 40,000 USD / 年。「 Smart Part Washer 」も同様の年間契約ベースで 1 台 10,000 USD / 年となっている。



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2017年3月13日月曜日

Stratasys、2016 年 Q4 決算と 2017 年度予測を発表

米国ミネソタ州発:Stratasys, Ltd. ( NASDAQ:SSYS )は現地時間 3 月 9 日、2016 会計年度第 4 四半期( Q4 )および通期決算を発表した。

それによると、Q4 売上は 1 億7,530 万米ドル( EPS は + 0.15 USD )で、これは前年同期の 1 億 7,336 万米ドル( EPS は - 0.01 USD の純損失 )より若干損失額を圧縮し、またアナリスト予測値よりも上回っているが、同時に発表された 2017 年度通期売上予測が下方修正されたこともあり、発表を受けた同日の取引で同社株価は前日比 9.42 % 値を下げた。

同 Q4 の営業現金収入は 2,600 万ドルで現金相当額も含めて合計した現金総額は 2 億 8,030 万ドル、研究開発費用総額は 2,430 万ドルだった。

Stratasys によると、2017 年度通期売上は 6 億 4,500 万 - 6 億 8,000 万ドル( 非米国会計基準[ non-GAAP ]ベース EPS は + 0.19 - 0.37 USD )、純損失は 3,900 - 5,300 万ドル。

同社は 2016 年度 Q4 に業務用ハイエンド3Dプリンター「 Stratasys F123 」や PolyJet インク新製品「 Agnus 」やカーボンファイバー強化型 FDM フィラメント新製品「 Nylon 12CF 」などをリリースする一方、独 Siemens や仏 Dassault Systèmes との業務提携も発表している。

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2017年3月9日木曜日

多素材 / PCB 対応のマルチヘッド3Dプリンター「 HYDRA 」

米国ジョージア州発:Hyrel International はこのほど、新型3Dプリンター「 HYDRA 」を発表した。

「 HYDRA 」は据え置き型の「 HYDRA 640 」およびデスクトップ型の「 HYDRA 340 」の 2 機種で、両製品とも最大 5 基のプリントヘッドと多素材に対応する。 最大 5 基のプリントヘッドは 25 種類以上もある同社純正交換用ヘッドおよび付属部品の組み合わせから自由に選択できる。対応可能素材は ABS、BendLay、PMC、クレイ、Ninjaflex、ナイロン、PET、PLA、ポリカーボネイト( PC )、ポリプロピレン( PP )、ポーセリン、PVA、RTVシリコン、Sculpey、Sugru、T-Glase などで、腐食性薬品不使用で精密なプリント基板( PCB )の出力もできる。

「 HYDRA 」両製品共に造形ベッドはアルミ製の加熱式( 110 °C )で、オプションで最高 200 °C も選択可能。プリントヘッド取付部は3 段階ステッピングモーター内蔵のガントリータイプで高速静音、高トルク、正確な位置決めの再現性に優れているとしている。

「 HYDRA 640 」の最大造形サイズは 600 x 400 x 500 mm、「 HYDRA 340 」は 400 x 300 x 250 mm。販売価格は現時点では未定。




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2017年3月6日月曜日

英ウェールズの男性が新型3Dプリント義手製作会社を設立

英国ウェールズ発:心理学教師だった男性が片手を失った 2 歳の息子のために3Dプリント義手を製作し、話題になっている。

この男性はアングルシー島在住の Ben Ryan 氏。同氏の息子は 2015 年 3 月に誕生後、まもなく先天性血栓症で左手が壊死し始めたため、左前腕から先を切断する手術を受けた。Ryan 氏は医師から筋電型義手を装着できるようになるまであと 3 年はかかると言われ、また息子が次第に右手だけを使うようになり始めたことからできるだけ早く義手を自作したいと考えるようになり、乳幼児の身体発達についても徹底的に調査して開発に取り組んだという。

Ryan 氏は息子 Sol 君の左腕を自宅にあった 20 英ポンドの「 X Box Kinect 」スキャナーで測定し、Autodesk の「 Fusion 360™ 」でデザインした3D CAD データをStratasys の「 Connex 」3Dプリンターで出力した。試作品プリントまでわずか 5 日しかかからなかったものの、その後は使いやすいように改良を繰り返し、最終的な試作品を完成させた。

Ryan 氏が試作した義手は空気圧や水圧を補助力として利用する二重螺旋ベローズ機構( DAHB )により、義手の親指を開いたり閉じたりすることができ、補助力が切れても手動による操作は継続できる仕組み。同氏によるとこの独自機構は硬 / 軟素材の同時出力に対応する「 Connex 」だから実現したという。同氏はこの DAHB の特許も取得した。

Ryan 氏は同様の先天性要因で手の一部を欠損した乳幼児にも DAHB 機構内蔵の義手を提供するため Ambionics という会社を設立し、現在、医療器具として認証されるために必要な製品試験および CE 、米国食品医薬品局( FDA )認証にかかる経費捻出のために資金調達キャンペーンに専念している。

Ryan 氏の話「私達は3Dプリントのような技術を利用することができて幸運だ。3Dプリントなら従来より早く、低コストで試作ができる。Ambionics を設立した今は、息子と同じ四肢不全の子供たちに従来の人工装具製作の遅さや様々な制約の一切ない装具を提供することが目標だ」。





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2017年3月4日土曜日

格安住宅を 1 日で建造可能な移動式建設用3Dプリンターを開発

ロシア発:移動式建設用3Dプリンターのスタートアップ Apis Cor. はこのほど、小型住宅 1 棟を 24 時間以内で建造可能な新しい3Dプリンターを開発し、実証デモを行った。

それによると、この新型移動式3Dプリンターは小型住宅 1 棟を現地で 24 時間以内に建造可能だとしている。同社はこの移動式3Dプリンターを開発会社 PIK と共同開発し、実証デモはモスクワ市郊外で実施された。プリンターノズルから吐き出されるコンクリートの固結を防ぐため +5°C に保温したテント内で建造作業が行われた。

この新型3Dプリンターで建造できるのは壁など住宅部材のみで屋根、窓、断熱および電気工事、塗装はプリント完了後に別途施工する必要がある。今回試作された住宅は3Dプリント方式ならではの工法を披露するため、ローターのようなユニークな形状の円筒住宅に仕上げられた。同社によると電気工事など追加工事にかかる諸経費を除いた3Dプリントのみの建築費用は 10, 134 米ドル( 1 m² 当たり 275 ドル )と低コストで、耐用年数は 175 年だという。

従来の住宅建設用3Dプリンターは数パーツに分かれた大規模な構造の製品だったり、ユニット毎に工場で事前プリントしてから建築現場に搬入して組み立てる方式が主流だったが、Apis Cor の3Dプリンターは完全なオンサイト型で、建設現場に持ち込んでプリント作業できることが大きく異なる点だ。

Apis Cor の移動的3Dプリンターは小型クレーンのような外観で最大長 5 m、最大高 3.1 m、本体重量約 2 トン。一般重機と同じようにトラックで現地に運び込んで使用する。同3Dプリンター開発者で同社創業者 Nikita Chen-yun-tai 氏は次のように述べている。「弊社は世界中の人々の住環境を向上させる助けになりたいと考えている。そのためには速く、効率的で高性能を同時に実現する工法が必要があり、これを実現するためには重労働を全て肩代わりできるスマートマシンが必要になる」。




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2017年3月2日木曜日

伊 WASP がグルテンフリーフード3Dプリンター試作機を発表

イタリア・エミリア-ロマーニャ州発:クレイハウス建造用超大型デルタ型3Dプリンター「 BigDelta 」開発元 WASP C/O CSP S.R.L. はこのほど、ペーストリー化したグルテンフリー食材の3Dプリントシステムの試作機を発表した。

この試作機は、1 月下旬に開催された世界最大の製菓 / 製パン企業展「 SIGEP 2017 」で参考出品されたもの。同社によると、この試作機はグルテンフリー食材開発会社を経営するシェフの Francesco Favorito 氏と共同開発したもの。ベース機は同社のデルタ型3Dプリンター「 DeltaWASP 20 40 」で、70 - 80°C に保たれたエクストルーダーノズルから半調理状態で出力されたペーストリーを、オーブンで更に加熱して提供する。WASP では SIGEP 2017 の出品以降、試作機の改良を続けている。

グルテンフリー食材の3Dプリントは WASP の他にも先月 25 日、ボローニャ市内で開かれた食の科学イベント会場でも披露されている。出品したのは建築家でデザイナーの Francesco Bombardi 氏で、同じく3Dプリントを含むデジタルファブリケーションによる新しい料理法を開発するファブラボ「 OffiCucina 」の創設者。

3Dプリント調理の利点は食材ロスが少なくすみ、またオンデマンドで調節可能なため厳密な規定食も容易に提供できることにある。WASP はこのデルタ型グルテンフリー食フード3Dプリンターの実用化時期について具体的には明らかにしていない。




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2017年2月25日土曜日

「世界最速」の矯正歯科向け高解像度3Dプリンター「 DentaForm 」

シンガポール発:3Dプリンターベンダー Structo Pte. Ltd. は現地時間 2 月 24 日、マリース・ベイ・サンズホテルで開催された「シンガポール矯正歯科学会( AOSC )」総会で「世界最速」を謳う矯正歯科向け3Dプリンター新製品「 DentaForm 」を発表した。

「 DentaForm 」は修復歯科に特化した3Dプリンターで、同社の特許技術マスクリソグラフィーテクノロジー( MSLA )を搭載する。マスクリソグラフィー( フォトリソグラフィー )は通常、IC 回路製造工程で使用される技術。「 DentaForm 」はこのマスクリソグラフィーを応用することで、標準的な SLA 製品より人工歯冠やブリッジの雛形となる正確な歯型成形が高速で可能だとしている。

「 DentaForm 」の最大造形サイズは 200 x 150 mm で、x/y 軸方向のプリント精度は 50μm で、同社既存製品「 OrthoForm 」の 96 µm と比べても向上している。 同社は「 DentaForm 」を 27 日まで開かれる AOSC 総会の会場で展示した後、独ケルン市内で 3 月 21 - 25 日に開催される国際歯科見本市( IDS 2017 )会場でも展示する予定だ。




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2017年2月21日火曜日

AR スタートアップが3次元ホログラム光硬化の超高速3Dプリンターを開発

米国カリフォルニア州発:サンフランシスコ市と英国ミルトンキーンズ市に自社ラボを持つ拡張現実( AR )関連機器スタートアップ Daqri はこのほど、3次元ホログラムを利用したまったく新しい光硬化3Dプリント方式を開発したと発表した。

同社によれば、この3次元ホログラム方式による試作機でペーパークリップを出力したところ、わずか5秒で完了し、通常の DLP 型3Dプリンターよりもはるかに短時間でより大きな造形物をプリントアウトすることが可能になるとしている。

同社の開発した新技術は、独自開発のホログラムチップを使用したもの。従来のようなレイヤーごとにレーザー走査する方式ではなく、3次元造形物を丸ごと投影して光硬化モノマーに重合反応を起こして固結させる。このホログラムチップは単純なシリコンウエハー上に調節可能結晶の微細格子を配し、このチップ上に反射したレーザー光の輝度、遅延時間、位相などをソフトウェアで調節してレーザー干渉パターンを作成してホログラム化し、このホログラムを数種類のモノマーの入った容器に照射させて3次元オブジェクトを生成するというもので、複雑な光学構造は一切持たない。

現段階ではホログラムチップの大きさの制約により、ペーパークリップのような薄い部品しか作成できないが、大型化すれば肉厚の部品も作成できるとし、今後は光硬化モノマーの重合過程で発する発熱問題の解決とホログラムチップの高性能化を図りたいとしている。

同社は現在、720p HD 画像を自動車のフロントガラス上と数メートル先に投影するヘッドアップディスプレイ装置の開発も行っており、将来的にはホログラム光硬化3Dプリントに応用した同じチップを使った情報を多次元表示可能なデバイスの開発も計画している。




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2017年2月18日土曜日

学生らが3Dプリンターから出るプラスチックごみの完全リサイクルへ

米国カリフォルニア州発:3Dプリンターを本格導入してから約 10 年が経過したカリフォルニア大学バークレー校( UC Berkeley )には現在、100 基以上の各種3Dプリンターが学内にあり、今後も増設されることになっている。学内の3Dプリンター数が増えれば当然廃棄プラスチック量も比例して増え、同大学によればこうしたプラスチックごみの年間発生総量は 270 kg 以上にもなるという。

同大学機械工学科 Nicole Panditi、環境科学科 Scott Silva および同大博士課程に在籍する Mickey Clemon の 3 氏はこの問題を解決すべく、「3Dプリンターフィラメント再生利用プロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトは学内の3Dプリンターから廃棄される大量のプラスチックごみを収集・分解し、加熱して再びフィラメント化して完全循環利用を目指すというもの。 Panditi 氏によれば、過去にも個別に再生利用する事例はあったが、全学規模での廃棄フィラメント再生利用プロジェクトは今回が初めての試みだという。

Panditi 氏らの学生グループのプロジェクトは同大学で省資源 / 再生利用を推進する Cal Zero Waste の全面的協力を受けている。Cal Zero Waste は 2020 年までに全学でごみ排出ゼロを目標に掲げる。

Panditi 氏らによると現在、廃棄プラスチック分解に使用しているのが家庭用ブレンダーのため、同大学クラウドファンディングサイト上で 5,000 米ドル相当のプラスチック分解機および必要機材を調達したいとしている。

同大学ではこれまでに3Dプリントを活用して合短指症の 8 歳の少女のための義手開発や、食品腐敗センサー付き「スマートキャップ」、大規模セメント構造物などの製作も行っている。




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2017年2月17日金曜日

スイスの大学生がサポート材なしでオーバーハング形状を作成可能な多軸制御3Dプリンターを試作

スイス発:FDM / FFF 方式の3Dプリンターでは通常、45 ° 以上のオーバーハング角を持つオブジェクト作成にはサポート材が必須だったが、チューリヒ応用科学大学( ZHAW )の学生 2 名はこのほど、ノズルヘッドと造形ベッドそれぞれに 3 軸の回転軸を持たせた多軸制御方式のデルタ型3Dプリンターを試作した。

この試作機を開発したのは同大学部生 Oliver Tolar、Denis Herrmann 両氏。2 人を指導した Wilfried J. Elspass 教授は、ノズルとベッドが 3 軸方向に独立して制御可能にすることで、従来方式では加工困難だった複雑な形状のオブジェクトもサポート材なしで作成可能になり、面倒な後処理やフィラメント使用量の削減にもつながる利点があると指摘する。試作機では造形ベッドごと急角度にチルティングしてプリントすることができ、複雑な形状のオブジェクトも短時間で作成できるが、ノズルとベッドを同時制御するソフトウェアはまだ開発していないため、プリント中に少しずつチルティングしてのプリント等はできない。

この画期的システムを考案した Tolar、Denis Herrmann 両氏が多忙なため、商品化に向けた更なる改善に当てる時間的はなく、現時点では具体的な商品化計画はない。ただし Elspass 教授によれば今後は制御データを生成するソフトウェア開発が必要と話し、今後も開発は継続するという。




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2017年2月13日月曜日

BCN3D が3Dプリンター「 Sigma 」改良版発売へ

スペイン・カタルーニャ州発:バルセロナ市内に本拠を置くオープンソース3Dプリンター製造の BCN3D Technologies はこのほど、同社フラッグシップ製品 Sigma シリーズの改良版「 Sigma R17 」を発表した。

「 Sigma R17 」では従来製品の冷却系統を改良し、静音化と高速化および仕上げ精度向上が同時に実現されている。同社独自開発の独立式デュアルエクストルーダーシステム( IDEX )により、2 種類の異なるカラーや異なる素材同士で複雑なジオメトリーを持つオブジェクトでも容易に作成可能だという。

同社はこの IDEX システム専用の交換用ホットエンド 6 製品( ノズル径 Φ = 0.3 mm - 1.0 mm )もリリースしており、カーボンファイバー素材でも容易にプリントできるとしている。また水溶性サポート付きプリント可能で、サポート材は作業終了後は水に浸すだけで除去できる。

「 Sigma R17 」は 2 月 8 日から先行予約を受け付けている。先行販売価格は 2,655 EUR。初回出荷は今月末ごろの見込み。

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2017年2月10日金曜日

豪州の研究者グループが筋電制御式の「ソフトな」3Dプリント義手を開発

オーストラリア発:ウーロンゴン大学( UOW )のソフトロボティクス研究者らが3Dプリントを使用して人間の皮膚に似た素材でできた筋電制御式義手を製作し、同大学構内でこのほど開かれたシンポジウムで公開した。

製作したのは同大学 Gursel Alici 教授を研究主任とするグループ。この新しい3Dプリント義手は脳から筋肉組織へ送られる電気信号によって動作可能な筋電式で、あたかも自分自身の手のように自然に動かすことができる。

Alici 教授らは、3Dプリントなどの新しい製造技術の登場により従来技術では複数パーツ毎に製作していた工程が単独工程で仕上げることが可能になり、また実際の皮膚組織と似た柔らかくしかも高強度の先端素材で人工装具が容易に製作できるようになったと指摘する。今回の試作品は昨年労働現場で腕や脚を失った 54 歳男性のために提供されることになっている。

同グループではこの新しいソフト素材の筋電制御式3Dプリント人工装具を早ければ 2 年以内にも実用化させたいとしている。

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2017年2月7日火曜日

オタワ病院が医療用3Dプリント製作プログラムを提供開始

カナダ・オンタリオ州発:公営オタワ病院はこのほど、医療用3Dモデリング / 3Dプリントによる人工装具製作プログラムを開始した。同病院の試みはカナダ国内では初めてのもので、人工装具を必要とする人々に従来より安価でより最適化された装具を提供するのが狙い。

同プログラムによって新しい義手を製作してもらった男性の場合、以前の義手では物を掴むことさえ困難だったのが、3Dプリント義手では手首を軽くひねるだけで潰れやすいペットボトルも簡単に持てるようになったという。しかも以前使用していた義手の価格が 3,200 カナダドルだったのに対し、この3Dプリント義手の価格はわずか 200 ドルだった。

同病院医師で画像診断主任 Frank Rybicki 博士は、この新しいプログラムは患者にとって最高の解決法を提供してくれるものだと指摘し、次のように話す。「ここ数年、3Dプリントは航空宇宙とか自動車製造といった医療以外の分野で使用されてきた新技術だったが、ようやく医療分野にも3Dプリントが定着しつつある」。

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2017年2月5日日曜日

60 歳の英国人男性が世界で 2 例目の3Dプリント製チタン人工骨移植手術を受けて回復

英国ウォリックシャー州発:英国人の 60 歳男性が、英国では初となる3Dプリント製チタン人工胸骨と肋骨のインプラント手術を受けた。同様の3Dプリント製人工骨移植術は世界で 2 例目となる。

この移植を受けたのはスタッドリー市在住の Edward Evans 氏。同氏は 6 年前、極めて稀な骨の感染症のため、胸骨および肋骨の一部を切除した。従来の人工骨移植術ではセメント製のインプラントが使用されていたが、医療分野における3Dプリント技術の急速な発展と普及により、近年は軽量かつ高剛性、抗菌性能にも優れたチタン製品を使用することが可能になった。

執刀医の心胸外科医 Ehab Bishay 氏は2015 年、スペイン・サラマンカ大学病院で世界初の3Dプリント製チタンインプラントを成功させた豪医療機器メーカー Anatomics Pty Ltd にチタン製人工胸骨と肋骨の製作を依頼すると同時に、サラマンカ大学病院の執刀医チームにも協力を仰いだ。Anatomics は Evans 氏の胸部 CT スキャンデータを基に SLM 3Dプリンターでチタン製人工胸骨と肋骨を作成。形成外科医、胸部麻酔医、専門看護師らの混合チームが移植手術を行い、除去手術の痕跡はほぼ完全になくなり見た目も元通りになった。

その結果、移植手術後半年ほどが経過した現在の Evans 氏の様態は極めて良好で、肺活機能も回復し、軽いスポーツも楽しめるようになったという。Evans 氏の話「移植手術を受けた今はとても自信がついた。胸も健康だった時のような状態に近い。簡単な動作も難しい動作も以前より気持ちよくこなせる感じがしている。心臓と肺は人工胸骨に保護されているとわかっているから、その気になれば転ぶことだってできる。こんなことは以前だったらとてもできなかった」。

Evans 氏の話は BBC TV の連続番組でも最近取り上げられた。

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2017年2月4日土曜日

世界初の実用的な3Dプリント製歩行者専用橋がお目見え

スペイン・マドリード州発バルセロナ市の高等建築研究所( IAAC )と建築家、エンジニア、構造技術者らのグループは昨年 12 月、マドリード市南にあるアルコベンダス市の公園を流れる小川に全長 12 m、全幅 1.75 m の歩行者専用橋を3Dプリント技術で製作、架橋した。これは公共工事分野における3Dプリントによる世界最初の実用的な橋となる。

同橋はパラメトリック設計を採用し、最大限の効率で建材を配合すると同時に、製作工程で再生利用するため廃棄物は最小限に抑えられているという。素材はコンクリート粉末にポリプロピレン樹脂( PP )を配合したマイクロ強化コンクリートを積層した 8 つの部材を接合して構成されている。デザインは複雑な形状を見せる自然界から採られ、ガウディ建築のような曲線と空隙を多用したデザインとなっている。

同橋の設計者グループの話「これまで3Dプリント技術の適用例は公共事業分野には見られなかったから、この分野における世界の先駆けとして歴史に名を残す事業だ」。




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2017年1月30日月曜日

墺研究者グループが3Dスキャナーとして機能する極薄透明フィルムを開発

オーストリア・オーバーエスターライヒ州発:ヨハネス・ケプラー大学リンツ校( JKU )コンピューターグラフィックス科の研究者グループはこのほど、厚さ 0.3 mm の極薄透明フィルム状の3Dスキャナーを開発したと発表した。

同グループを率いる同科主任教授 Oliver Bimber 氏によると、特殊な蛍光染料を塗布した透明フィルムを計測する物体を取り巻くように取り付け、外部の超小型プロジェクターで投影した光の当たり方の違いにより物体表面距離を測定、圧縮センシング法で陰影の付き方を 256 通りに分解したものを3次元データ化し、フォトメトリックステレオ法で形状を再構築するという。

同氏によれば、実用化にはまだ改善すべき点があるとしながらも、将来的にはスマートフォンやタブレット端末などに取り付けることで手軽に3Dスキャナー化する用途を想定し、たとえば外部光源ではなくフィルムを2層構造にしてコーデッドダイヤフラムとして組み込む方式にしたいと考えている。

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2017年1月28日土曜日

ヤマトがワンストップ3Dプリント配送サービスを開始

日本発:物流大手ヤマトホールディングス株式会社( YAMATO HOLDINGS CO., LTD. )は 1 月27 日、3Dプリント / 配送サービス事業を 2 月 1 日から開始すると発表した。

同社によると、同社傘下ヤマトシステム開発株式会社( YSD )が同社最大の物流拠点の羽田クロノゲートに3Dプリントセンターを開設、米国製3Dプリンターを複数台備えた製造設備でまずは医療用装具や医学模型等に限定したワンストップ3Dプリント配送サービスを展開するという。

同様のオーダーメイド / オンデマンド3Dプリント配送サービスは米 United Parcel Service( UPS )が先行しているが、YSD によると医療分野ではそれぞれの患者に最適なカスタマイズが3Dプリント製造方式では容易にできるため、この部門からのサービス開始となったという。また3Dスキャンデータを医療機関から直接受領して3Dプリントすることで、従来の3Dプリント配送サービスで通常 7 - 10 日かかっていた工程をわずか 3 日程度にまで短縮でき、時間的制約の厳しい顧客の要望にも柔軟に対処できるとしている。

YSD では今後、医療部門から順次取扱い品目を拡大して一般的な少量多品目生産および試作製造も引き受ける計画で、2025 年までに年間売上 100 億円を目指すとしている。

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2017年1月23日月曜日

B9Creations、新型 DLP3Dプリンター「 B9 Core 530 / 550 」

米国ノースダコタ州発:プロユース向け3Dプリンター製造スタートアップ B9Creations は現地時間 1 月 20 日、新型デスクトップDLP3Dプリンター「 B9 Core 530 / 550 」を発表した。

同社によると販売価格や販売時期などの詳細は不明だが、両製品とも高性能ながら価格を抑えたDLP3Dプリンターだという。「 B9 Core 550 」のほうが大型造形用( 96 x 54 x 127 mm)で、解像度は 50 μm。「 B9 Core 530 」の最大造形サイズは 57.6 x 32.4 x 127 mm で、解像度は 30 μm。産業向け HD LED ライトエンジン( 波長 405 nm )と同社の独自技術を搭載することにより標準的な DLP タイプの約 4 倍に当たる 100 mm / h 超の高速プリントを実現したとしている。連続出力にも耐えられる高耐久仕様で、キャリブレーションも一切不要、操作系も押ボタン方式で直感的に扱える。

使用樹脂は純正の B9R Emerald / B9R Yellow / B9R Black に対応するが、サードパーティー製素材にも幅広く対応可能。LAN / Wi-Fi 接続機能および USB メモリー対応、脱臭機構も内蔵する。

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2017年1月21日土曜日

LED 光源を採用した新型 DLP3Dプリンター「 UVital IP-45 」

スペイン・カタルーニャ州発:バルセロナ市に本拠を置くジュエリー関連機器製造 Hispana De Maquinaria, S.A. はこのほど、新型 DLP 3Dプリンター「 UVital IP-45 」をリリースした。

「 UVital IP-45 」は光源にキセノンランプではなく LED マトリックスを使用した製品で、プリント解像度は 50 μm。最大造形容積は 64 x 40 x 130 mm と比較的小さいため、宝飾、金型、補聴器の製造および歯科、生体工学分野に向く。同社によると、電球光源ではなく LED を使用することの利点としてキャリブレーション補正がほとんど不要で連続使用約 1 万時間保証および低コスト、そして高熱を発しないため冷却系もシンプルで済むことを挙げている。LED 光源の動作周波数は 405 / 385 nm。

他に厳密な層間ポジショニングが得られるZオフセットガイド、光硬化樹脂トレイと造形ベッドを平行に保つボールヘッドシステム、樹脂濃度を正確に維持する樹脂温度調節機構、複数層を同時にプリントする高速モードや高品質モード、樹脂低消費モードも搭載。操作は 7 インチのタッチパネルで行い、ワイヤレス接続にも対応する。

「 UVital IP-45 」は3Dテクノロジー関連オンラインソリューションサイトの Drawercad 上で 16,456 EUR( 税込 )で販売されている。

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2017年1月17日火曜日

Robo 3D が台湾の Foxconn と製造委託提携を発表

米国カリフォルニア州発:サンディエゴ市に本拠を置く3Dプリンターベンダー Robo 3D はこのほど、台湾の Foxconn Technology Group( 鴻海科技集団 / 富士康科技集団 )と製造委託提携を結んだと発表した。

今回の提携により、Foxconn は Robo 3D の「 Robo R2 」の初期ユニットの生産を請け負う。初回生産目標は年間約 1 万台になる見込みで、既に製造設備の準備が開始され、3 月頃には「 Robo 3D 」の出荷が始まるという。

「 Robo R2 」は昨年 9 月に Kickstarter 上の資金調達により Robo 3D がリリースしたデスクトップ FDM 3Dプリンター。最大造形サイズ 203 x 203 x 254 mm、5インチカラータッチパネルによる簡単操作、Robo アプリ経由による遠隔操作と内蔵カメラによる遠隔監視機能、Wi-fi 接続、取り外し可能なオートレベル加熱式プリントベッドを搭載。エクストルーダー追加機能により2種類のフィラメントを同時使用したプリントも可能( 追加するエクストルーダーヘッドは別売 )。同機は今月 8 日まで開催された「 CES 2017 」3Dプリント部門において、ベストイノベーション賞にも選ばれている。

Foxconn は Robo 3D の他に中国の Zhuhai CTC Electronic 製3Dプリンター生産も請け負っており、また Apple の iPhone / iPad、SONY の Playstation の生産請負先としても知られる。

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2017年1月15日日曜日

CELLINK が直感的に操作可能な新型バイオ3Dプリンター「 BIO X 」を発表

スウェーデン・ヴェストラ・イェータランド県発:2016 年 1 月にヨーテボリ市で創業したバイオ3Dプリンター製造スタートアップ CELLINK はこのほど、最新機種の「 BIO X 」を発表した。

「 BIO X 」は同社が年にリリースした「 Inkredible 」および「 Inkredible+ 」の後続製品で、皮膚組織、器官、軟骨組織、骨組織のバイオプリントが可能。再生医療研究者からバイオプリント実験を考える企業まで、幅広い用途に対応する。操作は全て簡単なタッチパネルで直感的に行える一方、用途に応じて温度調節やバイオインクの滴下方法をフレキシブルに変えられるため、幅広いバイオ素材にも対応可能。


同社共同設立者で現 CEO の Erik Gatenholm 氏は、「 BIO X 」の可能性は多岐に渡るとしながらも、特に創薬分野での応用が期待されると述べている。同機には高性能 HEPA フィルター内蔵の新技術「クリーンチェンバーテクノロジー( 特許申請中 )」も搭載されている。

現在、「 BIO X 」は同社 Web サイト上で先行販売価格 39,000 USD で予約を受け付けている。

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2017年1月9日月曜日

Markforged が低価格のコンパクトな金属3Dプリンターを今年後半にも発売へ

米国マサチューセッツ州発:3Dプリンター製造の Markforged, Inc. はラスベガス市で開催された家電見本市「 CES 2017 」で独自開発技術を搭載した新しい金属3Dプリンター「 Metal X 」を発表した。

同社によると、原子拡散積層造形( ADAM )と呼ぶまったく新しい積層技術により、巨大な設置スペースを必要としていた金属3Dプリンターの小型化と低価格化を実現したとしている。同社の独自新技術 ADAM は、樹脂結合剤を配合した金属粒子を使用して FDM 方式と似た積層造形を行った後、焼結工程で樹脂結合剤のみ除去して金属部品を生成する新技術で、同社によれば高強度の金属部品の製作が可能だという。

「 Metal X 」の最大造形サイズは 250mm x 220mm x 200mm で、プリント中の積層が正確に行われているかをクラウドベースソフトウェア「 Eiger 」によりリアルタイムでレーザースキャンする機能も内蔵する。対応金属素材はハイエンドステンレス鋼、工具鋼、インコネル、チタン、アルミニウム。

同社によれば「 Metal X 」の販売予定価格は従来製品より一桁下の 100,000 米ドル台になる見込みで、出荷開始時期は今年後半を予定しているという。

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2017年1月8日日曜日

Monoprice、自社ブランド3Dプリンター新製品 4 機種を CES 2017 で発表

米国ネバダ州発:ラスベガス市内で現地時間 1 月 5 日から 4 日間の日程で開幕した世界最大級の家電見本市「 CES 2017 」は今年も AM 関連企業の出展が相次いでいるが、オンライン家電小売の Monoprice( 本社 カリフォルニア州ランチョクカモンガ市 ) は自社ブランド3Dプリンター新製品 4 機種を発表した。

同社によれば今回の新製品投入により、自社3Dプリンターラインアップはビギナーからプロユースまで全ての顧客層に対応することになったという。このうち Wi-Fi 対応の最安価モデル( 149.99 USD )の「 MP Delta Mini 」および同社製品で最も売れている現行製品の更新版「 MP Select Mini v. 2 」3Dプリンターはビギナー向け、 400 x 400 mm までの大型造形可能な 「 MP 3 Series Commercial 」および同社初となる SLA 3Dプリンター「 MP Maker Prism Professional 」は産業用などプロユース向け。

価格は「 MP Select Mini v. 2 」が 199.99 USD、「 MP 3 Series Commercial 」が 799.99 USD、最上位機種「 MP Maker Prism Professional 」が 3,400 USD。

Monoprice は3Dプリンター新製品の他に、 オーディオケーブル Onyx シリーズ新製品や USB 3.0 / USB-C ケーブル新製品、新型ミキサーや IH 調理器、真空調理器も CES 会場の自社ブースで展示している。これらの商品の販売開始時期は 2017 年第 1 四半期中になるとしている。

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2017年1月4日水曜日

2Dグラフィックを簡単に3Dプリンタブルファイル化するフリーウェア「 gDraw 」

ドイツ発:ベルリン市在住の発明家 Niklas Roy 氏はこのほど、2Dグラフィックを3Dプリンタブルファイル( G-Code )に変換して立体化するフリーウェアのアイディアソフト「 gDraw 」を一般公開した。

使用法は 1. gDraw_V0_15 アーカイブファイルを別途ダウンロードしたプログラミング / 開発環境プロジェクト Processong 内 Sketches フォルダに解凍 2. ソフトを起動し、Free もしくは Fixed モードを選択( Free モードは自由曲線、Fixed モードは直線状の幾何学図形の描画に適する。ドラッグ操作によるズームイン / アウトも可能 ) 3. 描画が終了したら 'save G-Code' をクリック、拡張子.gcode を付けたファイル名で保存 4. 保存した G-Code を3Dプリンターに送信する。

Roy 氏によると、原理は Adobe「 Photoshop 」の「ストロークパス」機能に近い単純なベクターグラフィックスで、これをプラスチック樹脂の立体的なラインとして3Dプリントで出力する。Roy 氏はサンプルとしてクリスマスツリーをかたどったグリーティングカードを作成した。

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