2017年1月9日月曜日

Markforged が低価格のコンパクトな金属3Dプリンターを今年後半にも発売へ

米国マサチューセッツ州発:3Dプリンター製造の Markforged, Inc. はラスベガス市で開催された家電見本市「 CES 2017 」で独自開発技術を搭載した新しい金属3Dプリンター「 Metal X 」を発表した。

同社によると、原子拡散積層造形( ADAM )と呼ぶまったく新しい積層技術により、巨大な設置スペースを必要としていた金属3Dプリンターの小型化と低価格化を実現したとしている。同社の独自新技術 ADAM は、樹脂結合剤を配合した金属粒子を使用して FDM 方式と似た積層造形を行った後、焼結工程で樹脂結合剤のみ除去して金属部品を生成する新技術で、同社によれば高強度の金属部品の製作が可能だという。

「 Metal X 」の最大造形サイズは 250mm x 220mm x 200mm で、プリント中の積層が正確に行われているかをクラウドベースソフトウェア「 Eiger 」によりリアルタイムでレーザースキャンする機能も内蔵する。対応金属素材はハイエンドステンレス鋼、工具鋼、インコネル、チタン、アルミニウム。

同社によれば「 Metal X 」の販売予定価格は従来製品より一桁下の 100,000 米ドル台になる見込みで、出荷開始時期は今年後半を予定しているという。

参照元記事1.
参照元記事2.