2017年4月12日水曜日

電気も水も全て賄う夢の移動式3Dプリント住宅の先行予約を受け付け

ウクライナ発:3Dプリント住宅スタートアップ PassivDom は環境に優しい移動可能なスマートハウスの先行予約をウクライナ国内および米国在住者向けに受け付けている。

このスマートハウスは同社工場で各部材ごとに3Dプリントで製作され、建築現場で組み立てるモジュラー方式で、屋根一体式の太陽発電パネルで自家発電する一方、空気中の水分から水を抽出する装置も組み込まれた完全な自給自足型住宅。同社によれば、ウクライナおよび米カリフォルニア州にあるハイテク工場の 7 軸制御3Dプリントロボットが床、屋根、20cm 厚の壁材を炭素繊維、ポリウレタン、玄武岩繊維、グラスファイバーなどの建材から出力して建造。配管、配線など内装工事および窓など建具取り付けはハウス組み立て後に実施するが、それでも約 1 日で購入者に引き渡しできるという。住宅自体は約 8 時間でプリントできる。また用途目的に応じて建物の大きさやユーティリティなどの細かなカスタマイズも可能。

同社 CEO Max Gerbut 氏は、この3Dプリントハウスは送電網に接続する必要のない完全自家発電、水も作り出す自給自足型で移動もできる住宅なので、世界中どこでも建築可能と話し、先行予約分は今年後半にも納入される予定。

この革命的な3Dプリントスマートハウスの最低価格は 32,000 米ドルから。

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