2017年6月9日金曜日

Formlabs、同社初のSLS 3Dプリンター「 Fuse 1 」を発表

米国マサチューセッツ州発:Formlabs はこのほど、同社初となるベンチトップ SLS 3Dプリンター「 Fuse 1 」と生産自動化ソリューション「 Form Cell 」を発表した。

「 Fuse 1 」の最大造形容積は 165 x 165 x 320 mm で、使用素材は粉体ナイロン( PA 11 / 12 )で、同社によるとナイロン素材は軽量、低コストで耐熱性能 / 引張強度にも優れており、パウダー素材中で造形するためサポート材も不要、また使用済み素材のうち最大 50 % が再利用可能な省資源設計。レーザー光源は波長 1,064 nm、レーザー焦点サイズ 200 µm( FWHM )、出力 10 W。本体のみの販売予定価格は 9,999 米ドルで、クリーニングシステムなどのセット販売価格は 19,999 米ドル。

同時発表された「 Form Cell 」は同社の SLA 3Dプリンター「 Form 2 」と自動洗浄装置「 Form Wash 」、産業ロボットガントリーシステムおよび遠隔監視システムを統合した生産自動化ソリューション。また新開発の自動生産支援ソフトウェアにより、3Dプリント自動スケジューリング、プリントエラー検出、遠隔工程管理およびパーツ / シリアルナンバーの自動付与などの同一工程の繰り返しプロセスから手作業を徹底的に排除したとしている。

現在「 Fuse 1 」および「 Form Cell 」は企業顧客を対象とした製品テスト中で、テスターには Google も含まれている。

参照元記事1.
参照元記事2.