2017年12月21日木曜日

ispace が国内過去最高額の資金調達、3Dプリントなどのフル活用で野心的な計画実現へ

日本発:民間航空宇宙ベンチャー ispace Inc. はこのほど、スタートアップ向け技術開発段階投資ラウンドのシリーズAにおいて、101.5 億円( 約 9,000 万米ドル )の第三者割当増資を実施した。これは日本国内のスタートアップ向けとしては国内過去最高額で、宇宙分野のシリーズAとしても世界過去最高額となる。

今回のシリーズAラウンドで同社に出資したのは日本政策投資銀行( Development Bank of Japan Inc. )、コニカミノルタ( KONICA MINOLTA )、スズキ( SUZUKI MOTOR CORPORATION )、日本航空( Japan Airlines Co., LTD. )を含む 12 社。

同社は 2010 年設立。今回の資金調達により、独自開発した月着陸船を2019 年をめどに月周回軌道への投入および 2020 年までの月面着陸と探査計画を実施するとしている。同社は月面で氷などの資源探査用途の超小型ロボットの3Dプリント試作も行っており、将来的には3Dプリントなどを含む先端技術をフル活用して製造した探査ロボットを月面に送り込んで持続可能な月面活動圏を創造したいとし、月表面にプロジェクションマッピングをして広告表示することも計画しているという。

参照元記事