2018年4月2日月曜日

新方式の3Dプリント住宅がお披露目へ

フランス・ロワール=アトランティック県発:現在、ナント大学や建設大手 Bouygues S.A. など5つの企業と団体グループが協業して、3Dプリント住宅プロジェクトが進められている。

この3Dプリント住宅プロジェクト「 Yhnova 」は 2017 年9月に発足。同グループはこのプロジェクトによる床面積 95 m² の住宅を3Dプリントで完成させており、3 月21 日に竣工式を執り行った。

同プロジェクトが完成させた3Dプリント住宅は 5 室からなり、ナント大学研究者らが開発した建築用3Dプリントの特許技術「 BatiPrint3D 」を使用して建造したもの。レーザー誘導で自律動作する全長 4 m のロボットアームが組成の異なる建材を決められた形状に積層してゆく仕組み。従来方式のようなコンクリート混合物のみを積層するのではなく、泡状素材、断熱素材、構造素材の 3 素材を独自開発のコンクリート混合物から生成して積層する。

この3Dプリント住宅「 Yhnova 」のオープンハウスイベントは 4 月 7 日に開催され、6 月にも最初の入居者を受け入れる予定。入居者は住宅供給公社の基準により必要だと判断された家族世帯の希望者から選抜される。




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